パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

ノビヤカ-NOBIYAKA- 外伝 フランスのサフラン料理

南仏カンヌの海沿いレストラン、ブランのフィッシュスープサフランのお料理

 

サフランはフランスでは「スープ ド ポワソン (Soupe de poisson )」と呼ばれる、赤い色のスープにも使われています。

 

ポワソンの意味は魚。フィッシュスープは南フランスをはじめとする、港町の定番メニューです。

 

 

フランスのフィッシュスープとfruit de mer

Soupe de poisson すなわちフィッシュスープ

フィッシュスープは漉してあり、具は入っておらず、魚介の旨味が濃縮されています。

オマールエビのビスクから、オマールの癖を抜いたような食べやすさ。

郷土料理というような素朴な料理です。

 

海岸のレストランで生ガキと魚介の一皿「le plateau de fruits de mer」

これと、生カキとつぶ貝、エビなどの盛り合わせ(le plateau de fruits de mer)を注文し、冷たいロゼワインとパンでディナー。

 

スープにチーズとニンニクを入れ、バゲットを浸して食べれば、もうお腹いっぱいです。

 

 

 

つぶ貝を楊枝でつつきながら食べる

 

フランスの初夏の夕暮れは遅く、風は心地よく、小さなつぶ貝を楊枝でつつきながら、宴が延々と続きます。

 

カジュアルな海辺のレストランで。サフランにはマリンがよく似合う。

 

 

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