アブチロンなんて、薬の名前みたいだけど、チロリアンランプのほうがお似合い。
つりがねというか、ランタンみたいな赤い花(本当は萼)がぶらさがっている。
中から顔を覗かせている、しべのような黄色いのが本当の花。
別名を「ウキツリボク」というんだって。
本当に、釣りで使う浮きのようだ。
植物の形って、本当に面白いな。
この花、たまに見かけて何というのだろう?と思っていた。
先日でかけた明治神宮、北参道門の横の花壇に、名札が付いていたので判明。
名前が分かれば、調べることも簡単だ。
植物が進化していくときに、名前があるわけじゃない。
人が、勝手につけるだけ。
ときどき、名もない草になって、森の中に隠れたくなる。
そんなこと、できるわけないのにね。