寒い中、ジャノメエリカの花が咲いている。
黒い点が蛇の目のようだからジャノメエリカ。この種は南アフリカ原産だという。
ヒース(heath)というのはアイルランドの荒地のことを指すのだが、そこに生える植物そのものもヒースとも呼ぶ。
それは特にエリカが多いので、エリカのことをヒース、ヘザーという。
昔の記事にも書いたことがあるが、有名な小説「嵐が丘」を十代のころ読んだ。
アイルランドの荒野を舞台にした物語である。
主人公のヒースクリフの意味は「荒地の崖」という意味の名。
執念深い彼の復讐劇で、読んでいるうちに気持ちが悪くなってきたのを覚えている。
人間はそこまで憎悪し続けることができるのか、と思う。
おぼろながら、白黒の古い映画も見た記憶もある。
たぶんローレンス・オリヴィエ。