パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

裏千家 初釜式 2012年

 

 

 

120116今日庵2.jpg

 

昨日は市谷加賀町の裏千家の初釜式。

裏千家お家元の初釜に母が伺いはじめてから40年あまり、京都も伺ったが東京はそのころは四谷麹町にあった。

私は10年ほどになるが、常に変わらずお元気な大宗匠さま。
気さくに写真に写ってくださる。
母から若い頃のことをうかがっているので、とてもよく存じ上げているような気になってしまう。

今年は当代お家元の干支である辰年にちなんで、龍のお道具が新しく見られた。
辰年のお家元は千家16代の中で初めてだそうである。

初削の茶杓は、鵬雲斎大宗匠 (銘 昇竜)、坐忘斎お家元お作の(銘 龍吐明珠)

ほか、正月恒例のおめでたい飾り物などを拝見させて戴いた。

 

床 龍虎
前 神鈴
花  曙椿 鶯神楽
花入 伝来 利休端ノ坊
風炉先 銀杏重
台子 黒台子 宝尽 宗哲
皆具 白交チ 唐花紋 永楽造
火箸 龍玉清右衛門造
釜 利休時代 宗旦 丸釜
炉縁 菱松葉絵
茶入 千家名物 瀬戸藤四朗 四耳肩衝
    豊公より利休居士拝領 年賀の砌 銘 七草
 
袋   豊公より拝領 御陣羽織の裂
茶碗 玄玄斎好 三都嶋台 慶入造 都 吾妻 浪花
薄茶器 羽衣茶器

炭道具
炭斗 木地炭台

香合仙叟時代 振振

羽箒 青鷹
灰さじ 秋田判灰さじ(小判みたいで形が可愛い)
お香 坐忘斎家元好 坐雲 鳩居堂
灰器 焙烙 慶入造
鐶付 紅白捻鐶(本当は金へんに丸) 浄心

 

 

Copyright © PARFUM SATORI All Rights Reserved.