冬はつと(夙)めて、雪の降りたるは いふべきにもあらず 霜のいと白きも またさらでもいと寒きに 火など急ぎおこして 炭もてわたるも いとつきずきし 昼になりて ぬるく ゆるびもてゆけば 火桶の火も白き灰がにちに なりてわろし
清少納言の枕草子では、早朝の寒い時(つとめて)こそ、最も冬らしく美しいと言っている。
本当は冬は寒くて私には苦手な季節だけれど、元気を出して散歩に出た時は、自分が勇敢になったような気分(錯覚?)になってしまう。
寒くなければ冬ではない、とばかりに「いっそ潔く凍えるほど寒いほうがよい・・・」などと思ったりもする。
(いやー本当はあったかい布団の中にもぐっているのも好き♡)
本当の寒さは、東京ではわからないからな~とか、雪国の人は笑っているだろう。
東京の寒さは、木枯らしの乾いた冷たさ。
ほっぺたが痛い。