パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

パルファンサトリの 「 紫の上 」 リニューアル

香水、紫の上を象徴する花、藤(ふじ)

2024 年 4 月 1 日、パルファンサトリの 「 紫の上 」 がリニューアル致します!

日本の代表的な古典文学である源氏物語のヒロイン「紫の上」。光る君と出会ったばかりの初々しい若紫(わかむらさき)が、しだいに花開いていくさまをイメージしました。可憐さと知性をあわせもち、しとやかさを表現する香り。

香調

ジューシーで大粒な和葡萄のトップノートからはじまり、ローズとジャスミンのメインアコードに、スズランの可憐さをプラス。のびのびと広がる花の香りを、ベールのような透明感のあるムスクがプッシュします。ラストにはパルファンサトリオリジナルの源氏香ベースを潜ませました。

 

調香師大沢さとりより

”初期の作品である紫の上は2000年に誕生しました。

私はブランド設立前に、源氏物語に登場する「12人のお姫様」というシリーズ作品を手掛けていました。


その中心的な存在であるヒロイン、紫の上。

束縛の多い平安宮廷の中で、しなやかな強さをもち、ひたむきに生きた女性です。香水「紫の上」は、特別な思いで作った、当時もっとも完成度が高い作品でした。

パルファンサトリの香水「紫の上 MURASAKI NO UE」がリニューアルしました

香水「紫の上」の誕生から20年あまり、令和の時代は明るく軽やかに変化しました。十二単(じゅうにひとえ)の重い衣を脱ぎ捨てるように、自由に生きられる時代です。

 

2024年春、新しい紫の上は、今までのしとやかさを持ちながら、透明感のある瑞々しい香りとしてリニューアル。のびのびと外へ広がっていく香りに思いを託しました。

 

紫の上は2度生きる。手折られるがままであった若紫は、生まれ変わって自分らしい生き方を選びました。

 

【新しい香調】

主香調のローズ、ジャスミンのアコードはそのままに、スズランの可憐さをプラス。全体を包んでいた白粉(おしろい)のようなクラッシックなムスクから、細かい粒子がベールのように広がるムスクになりました。

 

芯に潜む強さは、前と変わらず「源氏香ベース」が担っています。トップの熟れた巨峰のフルーティは、新作ではよりジューシーで大粒なぶどう藤稔(ふじみのり)へと変更しました。

パルファンサトリの香水「新・紫の上」にはスズランの香りがプラス

【お知らせ】

・3月25日(月)より、アトリエショップでは「新・紫の上」の試香と予約販売を受け付け致します。(メルマガ会員は23,24日から)

・オンラインサイトでは4月1日より販売開始予定です。

みなさまのお越しを六本木アトリエショップにてお待ちしております。

 

紫の上のページはこちら→ 紫の上-MURASAKI NO UE-

 

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