パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

2012-02-03から1日間の記事一覧

日本の梅  梅の香り-1

梅の花 香りをかぐはしみ遠けども 心もしのに君をしぞ思う 市原王(いちはらのおおきみ) 梅の歌は、万葉集に119首に及ぶほど、古くから貴人に愛でられた花だ。鶯や雪と共に詠まれている歌も多い。この歌は、市原王(8世紀の皇女)が梅の香りに寄せて、中臣清…

香水の匂い立ち④ラストノート(Last Note)

「匂い立ち」とは、「時間が経つにつれて香りが変化すること」です。 トップ・ノートからつづいたミドル・ノートが終わると、残香(ざんこう)、残り香(のこりが)とも呼ばれるラストノートになります。 この部分は、蒸発の遅い(沸点の高い芳香分子)でで…

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