一輪草、二輪草、三輪草とあって、その名の通り一つの茎から出る花の数が違う。寄り添うように咲く、これはニリンソウ。
林の木漏れ日がちらちらとさす明るい日陰に群生している。
白い花が細い茎の先に揺れて繊細だ。
ニリンソウは食用になるが、紫の花が咲く、猛毒のトリカブトと似た葉なので、花が咲く前は間違えやすい。
キンポウゲの仲間には毒のあるものが多い。
アネモネやクレマチスも同じキンポウゲ科。
そう言えば、花の形と蕊の様子は、どこか縁続きの顔をしている。
▶ ニリンソウ 二輪草 キンポウゲ科イチリンソウ属 学名:Anemone flaccida