パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

雪の日の葛湯 kuzuyu

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朝からの雨が急に雪に変わって、曇りガラスの向こうの、雪の影が大きくなって横切っていくのが見える。

窓を開ければ、みるみる外がまっ白になっていく。
ベランダも屋根も、道も。

こんな日はなんだか眠くて仕方がない。
あったかい部屋の中で、今日はおこもり。
です。

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「葛湯は熱湯を入れないと、かき混ぜても透明にならないのよ」

そんなことを言いながら、昔、冬の寒い日には、くずゆを母が作ってくれた。
鍋の中を一緒にのぞきながら、出来上がりが待ち遠しかった。

何となく頼りないお味だけどやさしい葛湯。
味よりも、そんなふれあいがきっと嬉しいのだと思う。

大橋のくずゆ。
パッケージがとってもかわいい。


 

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