パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

チョコレート便り chocolatecollection

130217cacao borothers air チョコレートn.jpg

エアメールでこんなチョコレートが届いたら・・・。
きっと心が弾むに違いない。

 

今では国際郵便はとても速く到着するし、日本に出すのもヨーロッパに出すのも、心理的ハードルは同じくらいの高さになった感があるが、私の高校生の頃はエアメールはちょっと特別なものだった。

白い封筒の縁には赤とブルーのラインが入って、AIR MAILと書いてある。
郵便局の窓口で手続きをする、そのことが何か大人になったかのような気分で。

 

ピーター・ウィッタカー・・・。

 

顔も忘れちゃったけど名前だけ覚えている、イギリス人の彼は妻帯者のオジサンだった。

向こうでの滞在中、私たち親子をお世話してくれた。
16歳の私は、レディーファーストの扱いに、大人として認められたような気持ちで
「ポウ・・・♡」となってしまったのである。

淡い思い出だ。

 

帰国後に拙い英語でラブレターを送ったりして、一日千秋の思いで返事を待ったものだ。

 

このチョコレートのパッケージを見たら、トースターからパンがピョンと飛び出るように思い出してしまった。
(最近はパンが飛び出るトースターも見かけないけど)


「cacao brothers air 」Mary's

食べる前はパッケージに紐と荷札タグがかかっていて、それがあるともっとかわいい。

 

 

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