毎年春になって桜が咲いて散って・・・。うたかた、花筏は時の流れを感じさせる。
新宿御苑の日本庭園、橋の欄干にもたれ、感傷に浸って眺めていると、水面にいくつもの輪ができている。
何だろうと思ったら池の鯉が花びらをパクパクと食べているのである。
桜はあとからあとから降ってくるので、いくら食べても減らない。
鯉が悪食(あくじき)なのは知っていたが、こんな風流なものまで食べるとは・・・。
大きな口をあけて掃除機のように吸いこんでいるのである。
先週のヤエベニシダレ、週末の強風前に撮ったもの。
小さな八重の花が枝垂れて咲くと、繊細なレースのようだ。
昨日の風で、もう散ってしまったであろう。