女の子の夢、私も大好きな「シンデレラ」の話。
なんで今まで書かなかったのかな?
「シンデレラ」と「サンドリヨン」の違いを聞かれて、ふと書いてみる気になった。
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シンデレラによく似た、サンドリヨンという物語があります。
サンドリヨン(Cendrillon)のCendreはフランス語で灰の意味です。
気立てがよく美しい先妻の娘は、意地悪な後妻とその連れ子にいじめられ、女中のようにこき使われていました。
娘はいつも炉(かまど)の灰の中でやすんでいました。
そのため、灰だらけだったので「灰だらけの娘」つまり「サンドリヨン」と姉たちに呼ばれていたのです。(灰かぶりとも訳されています)
シンデレラ(Cinderella)のCinder は英語でも燃えがらの意味です。
ウォルト・ディズニーのシンデレラは、シャルルペローの物語を継承していると思います。
シャルル・ペローのあと、有名なグリムも「灰かぶり姫(邦題)」を書いています。
ドイツ語では「Aschenputtel」といい、Asche は灰という意味です。
娘が木の下で金糸銀糸の衣装をまとうシーンがとても美しく、
私はグリムの書いたものが好きです。
中国にも同じような話があるようです。
国、時代が違っても、対人関係の構図は普遍的というところなのでしょうか。
多くの女の子がそうだったように、私も小さい頃、ディズニーのシンデレラの絵本を繰返し読んで育ちました。
お城の広い階段を急いで駆け下りるシンデレラの絵は、今でも目に焼き付いています。
「眠りの森の美女」「白雪姫」の三大プリンセスは今も昔も変わらぬ女の子の憧れですね。