パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

シンデレラ サンドリヨン グリム童話 ①

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女の子の夢、私も大好きな「シンデレラ」の話。
なんで今まで書かなかったのかな?

「シンデレラ」と「サンドリヨン」の違いを聞かれて、ふと書いてみる気になった。

 

 

シンデレラによく似た、サンドリヨンという物語があります。
サンドリヨン(Cendrillon)のCendreはフランス語で灰の意味です。

気立てがよく美しい先妻の娘は、意地悪な後妻とその連れ子にいじめられ、女中のようにこき使われていました。

 

娘はいつも炉(かまど)の灰の中でやすんでいました。

 

そのため、灰だらけだったので「灰だらけの娘」つまり「サンドリヨン」と姉たちに呼ばれていたのです。(灰かぶりとも訳されています)

 

古い民間伝承をもとに、シャルル・ペローがカボチャの馬車やガラスの靴のアイデアを加えてこの物語ができました。

 

 

 

シンデレラ(Cinderella)Cinder は英語でも燃えがらの意味です。

ウォルト・ディズニーのシンデレラは、シャルルペローの物語を継承していると思います。

 

 

シャルル・ペロのあと、有名なグリムも「灰かぶり姫(邦題)」を書いています。


 

ドイツ語では「Aschenputtel」といい、Asche は灰という意味です。

 

ここではカボチャの馬車や仙女は出てきません。

母親の形見のハシバミの木に来る白い鳩が、舞踏会のためのドレスを持ってきます。


娘が木の下で金糸銀糸の衣装をまとうシーンがとても美しく、

私はグリムの書いたものが好きです。

 

 

 

中国にも同じような話があるようです。

国、時代が違っても、対人関係の構図は普遍的というところなのでしょうか。

 

 

 

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多くの女の子がそうだったように、私も小さい頃、ディズニーのシンデレラの絵本を繰返し読んで育ちました。

 

 

お城の広い階段を急いで駆け下りるシンデレラの絵は、今でも目に焼き付いています。

 


「眠りの森の美女」「白雪姫」の三大プリンセスは今も昔も変わらぬ女の子の憧れですね。

 

 

 

 

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