パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

お茶のプチお稽古①

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せっかくだから、L子ちゃんとお茶のプチお稽古?をしようということになった。

 

といっても何かかしこまったことではなくて、サロンの朝の始業のときに、お薄を「立て出し」で戴こうというだけのことだ。

 

 

簡単に言うと、立て出しというのはちゃんとしたお手前なしで、水屋(茶室の裏のキッチンのこと)でささっとお茶をたてて出すこと。

 

うーん、当たり前のことでも、いざ説明しようとすると用語とかがあって結構難しいな・・・。

 

お茶の先生に入門してお稽古をつけていただいて、と本格的になるとハードルが高くなってしまう。



せっかくここにおシゴトに来ているのだもの、「もっと日常的にお茶に触れる機会があったらいいんじゃないかな」と思ったのだ。
ここは畳でなくてじゅうたんだし、カフェテーブルで気楽に。

 

たとえば、小さい頃みんなで食卓を囲んでいて自然と箸が使えるようになったり、お母さんがお料理をするのを見ておかずの味を覚えたり、そんな感じがいいと思う。

 

 

まずは「どこかでいきなりお抹茶を出されたときに、ドキドキしないですっときれいに飲めるようにする」という目標で始めてみた。

 

というのも、テレビ番組ですてきな着物を着た女優さんが、お茶を戴くシーンなんかで「このひとお茶の飲み方を知らないな」と思うと少しがっかりしたりするから。

いや、おいしくいただけば別に作法なんかいいんだけど、でもきれいなしぐさが出来たらもっといいんじゃない?

 

お着物ってとくに所作が大事だもの。

 

このお茶碗は金の青海波(せいがいは)の柄。

 

 

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