パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

朝の参拝 明治神宮

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朝は空気が甘い。

 

昨日の月曜日は祭日開園だったので、新宿御苑は今日は代休。
そこで、明治神宮にやってきた。


 

この夏は雨が多く、散歩に出られない日が多かった。
ちょっと歩かないとすぐに筋肉が落ちてしまうようだ。

 

デスクワークが多く、肩、腰が固まってしまうので、手を振って歩くと気持ちいい。
のしのし歩けるって幸せだな。

年をとっても、できるだけ歩きたいものだ。
だから足が衰えないように、ちょっと億劫な日もがんばって出かけるようにしている。

 

 

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新宿御苑ではつい花に足を止め写真を撮るので、歩いているようでそうでもない。

 

明治神宮は広い芝生のところどころに大きな木があって、奥には森があって、木陰があって、木漏れ日がある。

花こそ少ないけれど、歩くのにとっても楽しいところ。
足に弾みをつけて本殿に向かう。

 

このまえ本殿前の広場に来た時は工事をしていたけど、今日はもうすっかりきれいになってお参りしやすくなっている。
観光客のグループが交代で全員写真を撮っていたので、代わりに撮ってあげる。

 

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明治神宮は朝5時から開いているのだけど、庭は9時開園からなので、いつもそれに合わせて出かけるようにしている。

明治神宮の御苑は、ほどよいアップダウンがあって足の軽いトレーニングになる。

 

清正井(きよまさのいど)を源流とする小さな水の流れは、菖蒲園を通り、南池へと流れる。

南池から上流にさかのぼって井戸へ向かう道は細く、鬱蒼としている。
池の上にも木が覆い被さり、暗い。

 

都会の真ん中に深山幽谷の趣。
こんな場所には何かとても美しいものが隠されているような気がする。

多分、朝の木漏れ日が水面に落ちて、神秘的な空気を醸し出しているのだろう。

 

場所は見る人の心を映して、そこに隠されたものを怖れたり期待したりする。
私は、宝物を探しているのだろうか?

 

 

 

 

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