明治神宮の北門の外に、ちょっとした花壇があって、ヤグルマギクを見つけた。コーンフラワーとも言う。
矢が車のようになっている菊、なんて、うまくつけた。
花が咲くと別物のように見えるが、花のつき方、萼の膨らんだ姿は、ベニバナやアザミと似ている。属は違うけれど、同じキク科だ。
タンポポも、ヒマワリも、キク科の花は花弁の一つ一つが花だって、小学校で教えられた。理科の教科書にも載っていた気がする。
分解すると、それぞれ蕊がついている。
ヤグルマギクは雄蕊の花と、雌蕊の花があるみたいだ。
割に背が高くなる。
ピンクのもある。でも、青がきれい。
もっとも美しいサファイアの色は、この花の青に例えられる。
ヤグルマソウと混同されるが、別の植物。
▶ キク科 ヤグルマギク属 学名:Centaurea cyanus