古木の太い幹から咲くソメイヨシノ。
ごつごつした木肌と、ういういしい花の対比がおもしろい。
この蕾もふっくらと色づいて、今にも咲こうとしている。
3月20日ころはまだ固かったのに。
いつもはヤマザクラ系が香りがあって好きだけど、
今年はやはり、ソメイヨシノが待ち遠しい。
新宿御苑のソメイヨシノは、まだ、パラパラしか咲いていないけれど、今週末はずいぶん開くに違いない。
こんな少しでも、ふんわりと咲いた数輪を見るだけで、本当に心も開いていくようだ。
むしろ北の国で、一番に咲いてくれたらと思う。
海の近くは、木も流れてしまったのだろうか。
山の上は、もっと寒いだろうから、もう少し待たないといけないかもしれない。
里山が薄紅色に染まる日、早く早く。
本当にたくさんのつぼみ。
蕾には、それぞれ希望がつまっているのかな。
ひとつ開くたびに、ひとつお願いが叶うといい。
ヒザクラにとまるのはヒヨドリ?
鳥たちもみんな、春の御馳走を待っていたようだ。
早咲きの桜、「陽光」とNTTドコモビル。
花は、やわらかくうなだれている。
「陽光」は、病害虫に強い、新しい品種のさくら。
ソメイヨシノよりも少し早く咲き、色が濃い。
樹形もすっきりと整っている。まだ若いのだろうか。
名前にふさわしく、ここの一角は春が来ている。
3月20日には満開だったシュゼンジカンザクラは、もうすでに葉桜。
時の過ぎる速さにびっくりする。
青々とした葉も目に優しい。