パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

何でも信じるお姫様 続編

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昨年書いた、「何でも信じるお姫様」というブログを読んだ知人から、この話の全文が載ったサイトを教えてもらった。

「過去ログより 

昔、ある国になんでも信じてしまうお姫様がいました。こんなウブなことでは将来が心配だと、王様は「だれか姫に『そんなことは信じられない!』と言わせるようなホラ話をしたものに、褒美を出す」というお触れを国中に出しました。 たくさんの人が来ては、荒唐無稽な、ありえない話をお姫様にしました。でも、彼女はそのたびに、「まあ、そうなんですか・・・」と一向に疑う様子もありません。 そんな中で、たった一人本当のことを言った人がいました。「王様は悪い人」初めてお姫様は「ウソ!」と叫びました。昔、口づてで聞いたお話ですが、原典がわかりません。どなたかご存知でしょうか?。(2010/11/27のブログ「何でも信じるお姫様」)

 

原典の話は、私が聞いた話よりもっと長く、少し違っていた。

そして「おとぎばなし」、というにはとても教訓的で、(童話と言うのはもともと教訓的なものだが)・・・それにしてもシリアスであった。

よくある話は、お姫様は外的要因による、いわれなき不幸(たとえばやきもち焼きの継母とか)にみまわれて、その試練を乗り越えて成長していくものだ。

が、これは姫が自分の内面にある欠陥を指摘されることから、その障害を克服していくという点で、ちょっと辛(から)い話でもある。

でも、最後はハッピーエンドだから、やっぱりメルヘンなんだろう。

 

物語の全文の載ったウェブサイトはこちら、
出典・デンマークの民話「なんでも信ずるお姫様」より
http://www.geocities.jp/ikuikubook/believe.htm

 

下に、一部を引用させてもらった。

嘘を教えられた姫は、 

「それまで私はみんなを信じていられたのに。私はそれを無理矢理に教えられたせいで、世界はとても汚いものになってしまいました。あなたなど嫌いです」

一方、若者は、こう言う。 

「怠惰を振りかざすだけで、無垢で純真でお優しい姫君だと、褒められた楽な頃に戻れないことを嘆くお気持ちはよく分かりますが、人はたった一つでも真実を抱かなければ、その者は生きていることにもならないのですよ」

真実は苦いものだ。甘い夢のゆりかごの中にいたいのは、だれしも、いくつになってもだ。

 

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写真1 グラースの香水博物館

写真2 パリ パレロワイヤル

 

※後で、ご本人からお知らせをいただいてわかったのだが、この全文は、このサイトを運営している方が「嘘!」という後をオリジナルで創作されたのだそうだ。デンマークの原典は短く、長い全文の方が感動的だ。

 

 

 

 

 

 

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