マシュマロというお菓子は、この植物の根から作られる。
正確には、ウスベニタチアオイの英語名が、Marsh mallow(マーシュマロウ)という。
別名ビロードアオイ。
現在はゼラチンとお砂糖でマシュマロは作られるが、
もともと、アオイの根には澱粉を多く含まれ、
これを固めたものが本当のマシュマロのオリジナルである。
フランス語のギモーブと呼ばれることもある。
(ホワイトデーにマシュマロを送ろう、
と発案したのが九州の鶴の子饅頭を作っていた菓子メーカー)
写真はウスベニアオイで、このハーブティーは初め青い色をしている。
しかし、レモンを入れると一瞬にしてピンク色に変色する。
とても、ロマンティックなお茶だ。
粘膜の保護をし、のどの痛みなどによい。
食物繊維も多いので、整腸作用があり、
これとローズとシナモンや、カモミールとのブレンドティーは、
女性の味方のハーブティーである。
乾燥させると、ごく少量になってしまうので
とても高価なハーブティーだ。
しかも、古くなると青が枯れて茶色っぽく褪せてくる。
こだわりのハーブティーを目指す人は
家の庭で育てて、朝摘んでそのままざるに乗せ
日陰で乾燥し、飲みきってしまうのがよい。
▶植物事典 ウスベニアオイ 学名:Malva sylvestris