パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

カンヌからの手紙

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なかなか、すべての方に書ききれるとは限らないのだけれど、
旅先では、時間の許す限りはがきを書く。

旅先で撮った写真をはがきにしたり、気に入って買った絵ハガキなどに、いつもお名前を見ながら思い出して書いている。

「私だったら、ある朝ポストに、外国からの1枚の絵葉書を見つけたら、ちょっとうれしいな」


だから、その人のちょっぴりの笑顔を思い浮かべて書く。まだお顔を知らない方でも。

 

時間は貴重なもの。

さまざまな人が入れ替わり来ては、情報や、知識、技術を教えてくださる。
また、数ある香水の中から、パルファンサトリの香りを選んでくださったり、
ブログを読んで、応援の手紙や、感想を書いてくださった。

私のために、大切な時間を割いていただけるのは、本当にありがたいことだと思う。
だから私も、ひとときその人のために時間を使うことでお返ししたいと、せっせと書くのだ。

でも、海外では切手がなかなか買えなくて、書いたのはいいけど、ずっと持ち歩いていて、私が帰るのとハガキがつくのとどっちが早いか、なんてこともないではない。

時間切れで、全部の方には書ききれなかったりするけれど、

「旅は又あるから、ゴメンナサイして」

 

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 ↑これは前回モナコから。ホテル・ド・パリにて待ち合わせの合間に。

 

 

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