パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

グラースのオフィス 南仏便り 20

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環境のよさは自然がいっぱい、というのにとどまらず、オフィス環境もとてもいい。
一人当たりのスペースは広く、この部屋は4人で使っている。↑

 

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PCなどのハード、ソフト、システムの構築なども非常に洗練されている。
人数が少なくてまわしていくには、それはとても大事なことだ。
適切な人材が、必要最低限いるのが一番いい。

グローバルな巨大企業でありながら、考え方の前近代的なところはいくらでもあるし。

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合わせて、働いている人たちが幸せそうだというのが会社の体力や能力を高めている。
本当の賢さは、幸福になれる能力も含んでいるのかもしれないな。

 

人が財産だとか、彼らの心の健康がそのまま会社の健全さだと、わかっている経営者は少ない。
社員にもまた自覚が求められるが、結局のところ、知っているのとやっているのは違うから。

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あたりまえだが、フランスの会社がみんなこうというわけではない。
ごく稀だ。しかし小さいからファミリー的だ、とも違う。
会社の規模の大小に関係なくそれは可能だと彼らはいう。

 

 

「経営者次第」「良い人が良い人を連れてくる」というのが、社長の考えだ。

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ラボとオフィスのあるビルは分かれていて、工場は奥のほうにある。
左端の空いている窓二つが私のいる部屋。
前から見ると小さく見えるが、奥行きが深い。

 

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