パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

アスリートのカフェ ファンラン

ファンランは、上馬(かみうま)の住宅街の中にポツンとある。昨日の記事のユズをもらったお店だ。

 

 

 

お惣菜のテイクアウトと、食事ができる。先代のときはホテルにローストビーフを卸していたお肉屋さんだっただけあって、お肉料理がとてもおいしい。おすすめはやっぱりローストビーフ。自家製ベーコンも出色。

たまに牛肉をがっつり食べると、やっぱり元気が出る気がする。(自らの脂肪は考えないようにしておいて、)霜降りの柔らかいお肉ってステキ。

彼(店主)はランナーだけあって、アスリートには赤身でヘルシーなお肉を選んでくれる。また、お母さんが有機栽培した野菜を千葉から送ってもらっていて、たっぷりの付け合わせも健康的だ。野菜の味が濃い。

ちなみに、走るのが好きだからカフェ・ファンラン。たくさんのマラソンの本が手にとって読めるように、本棚に並んでいる。ランナーたちの打ち上げもよくあるそうだ。

一方で、小さいお子さんを持つお母さんたちがお惣菜を買いに来たり、夕方になると近所のお年寄りが食事をしに来る、地元密着のお店。独り暮らしや核家族、個食の人たちにとって、手のかかるおかずを作るのは大変だ。

いまどきでは、大手チェーンやコンビニでは味わえない、手作りの味が貴重だと思う。シンプルだけど、まじめに作っている。たまにしか来れないのだが、もし近所に住んでいたら、ここ、毎日でも来たい。とっても、家庭的だし、お値段もアットホーム。

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ちょうどこの時はクリスマス前だったので、イルミネーションが。

Cafe FUN RUN 東京都世田谷区上馬4-29-7 03-3419-1192 

 

 

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余談だが、 肉は生の状態ではおいしそうなにおいではないが、たれをつけて焼くと、焦げたあの香ばしい匂いに変化する。この匂いには食欲が大変そそられる。肉のたんぱく質とたれにある糖分が反応し香りを放つ物質に変わるのだ。先駆体(フレーバープリカーサー)と呼ばれる物質の研究が進んでいる。コーヒーを焙煎すると、独特の強い香りがしてくるのも同じ。

 

 

     

 

 

 

 

 

 

 

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