パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

南仏カンヌのオリーブの店  AL'Olivier 1822

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南仏カンヌにあるオリーブオイルの専門店。
上のタンクから、ボトルに詰めてくれる。
ディスプレイもとってもキレイ。
 
 
オリーブの産地や品種によってこれだけの種類があるのだという。下の段には、ハーブが漬けこまれたオイルも並ぶ。
 
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ヴァージンオイルは生のオリーブを絞って取る。
その採取法には8000年の歴史があり、石臼がよくなった以外は、基本的な手法はほとんど変わっていない。
流通しているほとんどのものは生成、脱臭、脱色、不純物除去などの処理がされている。
 
左はじのオリーブオイルが濁っているのは未濾過(ろか)だから。
この濁った微量成分が天然の酸化防止剤を含んでいて、老化防止や心臓血管系の疾病予防に役立つらしい。
 
瓶に詰めて買って帰りたかったのだが、あまりにも重すぎるし、このあとパリにも寄るので断念した。
 
万が一スーツケースの中で割れてもオソロシイし。
着物が入ってなければね、挑戦したかも。
 
 
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このほかに、ハーブで香りづけしたオリーブオイルや、バルサミコ、オリーブペースト、オリーブのソープなども売っている。
 
 
そのバルサミコの写真は先日(7月7日)アップしたばかり。(gran deposito aceto balsamico giuseppe giusti)
 
 
 
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パリの知人にお土産を頼まれたので、このカン入りを色々買う。
これもとってもかわいいなあ。
 
 
普通のオリーブオイルのほか、バジル、マジョラム、アルガンオイル、ヘーゼルナッツなど、他のオイルがミックスされたものなど、5種類。
 
 
 
 
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南仏、カンヌの旧市街に近い細い路地にある。1822年からのブランド。
 
やっぱりね、歴史はお金では買えないから。
 
 
 
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