パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

香水の匂い立ち③ミドルノート(Middle  NOTE)

 

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「匂い立ち」とは、「時間が経つにつれて香りが変化すること」です。

 

トップノート(TOP NOTE)に続いて、ミドルノートと呼ばれる香りが始まります。
30分ほどして、香りが落ち着いてきた頃からの香りです。

 

ここに使われるのは、さまざまな花の香り、木の香りなどです。調香師が最も表現したい、香りの中心部(コア)になります。

 

 

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花の香りは、ローズやジャスミンすずらんライラック、すみれ、しゃくやく、オレンジの花など、たくさんがあげられます。

 

1種類の花を中心に作られた香水をシングルフローラルタイプ、花束のように数種類を合わせたのがフローラルブーケタイプの香水です。

白い花だけで組み合わせればホワイトフローラルブーケと呼ぶこともあります。

ゴージャスで重厚な取り合わせや、パステル調の花束など、イメージに合わせてそれぞれ花を選びます。

 

 

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そこに木の香りなどが入り、さながらオーケストラのように複雑な香りになっていくのです。

 

次回ラストノートにつづく・・・

 

 

 

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