「匂い立ち」とは、「時間が経つにつれて香りが変化すること」です。
トップノート(TOP NOTE)に続いて、ミドルノートと呼ばれる香りが始まります。
30分ほどして、香りが落ち着いてきた頃からの香りです。
ここに使われるのは、さまざまな花の香り、木の香りなどです。調香師が最も表現したい、香りの中心部(コア)になります。
花の香りは、ローズやジャスミン、すずらん、ライラック、すみれ、しゃくやく、オレンジの花など、たくさんがあげられます。
1種類の花を中心に作られた香水をシングルフローラルタイプ、花束のように数種類を合わせたのがフローラルブーケタイプの香水です。
白い花だけで組み合わせればホワイトフローラルブーケと呼ぶこともあります。
ゴージャスで重厚な取り合わせや、パステル調の花束など、イメージに合わせてそれぞれ花を選びます。
そこに木の香りなどが入り、さながらオーケストラのように複雑な香りになっていくのです。
次回ラストノートにつづく・・・