アンティーク香水の専門書には必ず載っている名品。手に入れた時はうれしかった。
Lubin 'Au Soleil' 1909
ボトルデザインは有名な Maurice Depinoix 高さ 22cm 。トカゲが瓶の蓋にある小さなハエを狙っている。「Au Soleil」は「陽が沈むまで」という意味だが、このモチーフは「In the sun」という意味に思える。陽だまりの中で体を温めながらお食事を待つ。
トカゲのモチーフはやや気持ち悪いと思われるかもしれないが、思い切ったデザイン、リアルな作り、存在感が見事。なんでこんなデザインにしたのだろう?花とか女性じゃなくて。
初期ラリックを始め、こんなボトルに香水が入って市販されていたのが驚異。古き良き時代といったところか。
ついでに。
たまたま近所の踏切で、遮断機にしがみつくやもりちゃん(たぶん)に会った。昔は家の中でよく見かけたものだ。やもり(家守)は家を守ると言って大事にされた。トカゲとはちょっと違って、目が黒々して可愛い。(今はつかんだり、さわったりはできないけど。)
最近は殺虫剤などで住みにくくなったのかも。
写真はすべてパルファンサトリの所贓品です。