パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

麻の白いカーテン② 南仏便り LINEN MADURA CANNES

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麻の白いカーテン② 南仏便り LINEN MADURA CANNES

 
 
と、いうことで昨日からの続き。6月、南仏カンヌにあるインテリアショップ、MADURA(マドゥラ)で白いLINEN(亜麻)100%のカーテンを買った。
 
カーテン6枚の合計は15メートル×2.6メートル、6パック。ビニールのパッケージも中の台紙もすべてはずしてコンパクトにまとめ、スーツケースにきっちりと詰め合わせた。そうしてようやく日本に持って帰ってきたのである。
 
 
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新しいアトリエは窓がたくさんある。この明るさをやわらかく受け止めるように、カーテンを一重(ひとえ)にするか2重(にじゅう)にするかあれこれ考える。
 
260mm×320mmの縫い目のない一枚の布を切るに忍びなく、仕立てはやめて一番大きな窓にはふわっとかけた。
 
 
割と早めにこっちは一件落着。
 
 
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サロンはそれでうまくいったのだが、仕事部屋の方はどうしてもすそ上げをしなければ収まらない。
 
 
直線縫いだし、ちゃっちゃっとやったら簡単だ。
 
「そうだ、ミシンを買おう!」と言ったら、「また荷物が増えるから辞めた方がいいです!」とスタッフに熱心に止められ、「それもそうだ」と思い直す。改めてお仕立て直しのできるところに頼む事にして、とりあえずは仮に裾上げしておくにとどめたのである。
 
 
 
 
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引越し後の慌しさが一服した日曜日、アトリエでこまごまとしたことを片付けているうちに、ふとその仮上げ中のカーテンが目に止まった。いずれ仕立て屋さんに出そうと思っていたのだが、気になるとなったら即、手を付けたくなってしまう。
 
 
 
そういえば、カーテンと一緒に裾上げテープが入っていたことを思い出し、「じゃあ自分でやってみるか」とカーテンをレールからはずしてみた。
 
今日は訪れる人もいないから、大きなテーブルにいっぱいに広げてまずは裁断。
 
「うーん、なんかこういうお裁縫系するの十年以上ぶり・・・。」
 
しかし、アトリエには裁ちばさみがないので、普通のハサミを使う。また、縫うのではなくテープを貼って二つに折り、アイロンで接着というのはどう見ても工作系。
 
そういえば、中学のころから「さとりが何か作るときって、編み物をしても縫物をしても工作みたいよね」と言われたことも思い出す。
 
 
「三つ子の魂百まで(みつごのたましいひゃくまで)」か。
 
 
 
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接着テープと一緒に入っていた簡単な図解では、たぶんカーテンの端にそわせて、糊のついた面を下にしたテープを置き、上から熱いアイロンをかける。これで糊が溶けて布につき、紙だけがはがれるはずなのだが。。。。
 
 
しかしながら紙が全然はがれない(;´・ω・) 
 
どんどんと紙がちぎれてしまい、爪で掻きとりながら少しずつはがす。スチームから水がこぼれて濡れてしまったせいなのだろうか?
 
1メートルばかり、この紙をはがす作業に30分も費やしてしまう。ここで、「ああ、仕立て屋さんにお願いすればよかった( ;∀;)」と深く後悔する。
 
 
 
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しかし気を取り直し、次はスチームをやめて、濡らさないようにアイロンをかける。よく考えたら、糊を溶かすための熱なので、スチームは必要ない。
 
「おおっ!スルスルっと剥(む)けてきた!これならラクチン」
 
と調子に乗ってどんどんはがしていくと、まだ紙が熱いところもあって火傷をしそうになる。
 
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ほら、剥がした後にはメッシュ状になった糊が布地に残るというわけ。あとはあげる分だけ折って、またアイロンをかければ接着される。
 
 
 
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このテープ、本当にこの使い方でいいのかな?と思いつつ、とりあえず形になったのでよしとしよう。
 
 
高校の時には選択授業というのがあって「家庭科、書道、工芸、美術」のいずれかひとつを選ぶことになっていた。「工芸」と「美術」のどちらにするかでおおいに悩んだが、「家庭科」と「書道」の選択肢は自分になかった。家事と字が苦手なのはその時からかもしれない。
 
 
雀百まで踊り忘れず(すずめひゃくまでおどりわすれず)

 

 

 

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