まるまると太って、立派な金柑(キンカン)。
昔から、庭木としてよく見ることはあった。
それに、もいで皮ごと(または皮のみ)食べられることも知っていた。
知っていたが、なんとなく敬遠して、今まで生で食べたことがなかったのだが。
「金柑の皮の香りは、他の柑橘とは違う」
たまたま年末に近くのデパ地下で、とても大きな金柑を見つけたので買って食べてみた。
皮は柔らかくて食べやすく、とても甘い。
マーマレードから苦(にが)みを無くした味、というのだろうか。
香りはレモンのようなフレッシュな酸味はなく、むしろ柔らかく、みかんに近いが、もう少し繊細な感じ。
想像していたよりもずっと食べやすい。
昨年の「パルファンサトリ フレグランスデザインコンテスト」のお題は「柑橘(かんきつ)」。
おりしもクリスマスにグランプリの発表をしたところだったので、
居合わせた生徒やスタッフのみんなにも、
居合わせた生徒やスタッフのみんなにも、
「キンカンを食べて、他の柑橘(かんきつ)と、どこがどう違うか比べてみてね」
と勧めてみた。
昔から好きで食べている、という人によれば、
「庭のキンカンはもっとすっぱくて、これはとっても甘い。立派すぎて、ちがう~。」
ということなので、果物屋さんに並べられるよう、手をかけて美味しく育てたのだろう。
九州鹿児島の完熟金柑、入来(いりき)のものと書いてある。
柑橘王国日本の、和柑橘。
多品種の柑橘類を味わえるのは楽しい。
(もとは)中国の原産ではあるけれど、最初の学名は、Citrus japonicaと言われたものだもの。
次はどこかで、庭のすっぱい金柑も食べてみたい。
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ほろ苦い抹茶のグリーンとふわっとした泡立ち。すっきりとした甘さが残ります。