パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

Fete du Muguet  すずらん祭り メイ・デー

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5月1日はフランスのすずらん祭り(Fete du Muguet )の日。

すずらんはフランス語でMuguet(ミュゲ)、英語ではLilly of the valley(リリーオブバレー)谷間のユリである。

この日にすずらんをプレゼントされると幸せになるという。
そこで人々は互いに花束を贈りあい、街にはすずらんが溢れる。

 

白くかわいらしい花からは涼やかな香りがする。
この姿と香りで、清らかさを表す花となった。

5月1日メーデーと言えば「労働者の日」。
可憐なすずらんの日と関係ないようにも思えるが、フランスでは歴史と結びついている。

もともとは神話の時代からすずらんは春と復活を祝う花として始まり、16世紀にはシャルル9世が側近に贈ったのがこの風習の始まりとも言われる。それにならい、5月の森で摘んだすずらんを、人々は贈るようになる。

一方アメリカで始まったメーデー
パリで行われた国際労働者同盟会議においても、5月1日は労働者のための祝日と決まった。

たまたま会同する場所にすずらんを飾ってあったことや、1900年、洋服の一流メゾンが、働くお針子さんたちにすずらんの花束を配る風習ができたり、1936年には労働者の日に合わせてスズランを販売するようになった。
人々はスズランを胸に飾ってデモに参加した。

このように、長い間にいくつかの縁、出来事がつみ重なり、5月1日、メーデーの日ににすずらんを贈りあうという習慣ができたのである。

もともと王様が始めたことが、その後労働者の日シンボルになるというのがちょっぴり皮肉。

しかし今では、バレンタインにチョコを贈るようなイベント感覚であろう。

日本にも、きっともっと広がってくるに違いない。

日本は、季節感のあるイベントがもともと好きな国民性なので、神話も歴史も関係なく、自然に溶け込むのではないだろうか。神道の中のクリスマス・イベントのように・・・。

今日はシュプレヒコールとともに、明治通りを歩くデモの列が11階のアトリエの窓から見えた。
日本では、メーデーに参加する人の胸にすずらんは飾られていたのだろうか?

 

 

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「プチトリアノン(Petit Trianon)」☆本日発売

フランス、ヴェルサイユ宮殿離宮、プチトリアノンは情趣あふれる田園風景を愛した王妃マリー・アントワネットがもっとも幸せに時を過ごした場所といわれています。
18世紀のフランス宮廷御用達調香師、ジャン・ルイ・ファージョンが素顔の王妃に捧げた香りをイメージし、また偉大な調香師自身へのオマージュとして、パルファン サトリの"プチトリアノン"が誕生しました。
おそらく彼のアトリエには、たくさんの香料と花々の香りが満ちあふれ、彼の髪や衣服からは、夢見るような香りが漂っていたことでしょう。
極めて優雅な時代に、真実の美を追求した人へのあこがれを、この香りにこめました。やわらかな花々の間に、凛とした横顔が感じられます。

シトラス(柑橘)とヒヤシンスグリーンのフレッシュなトップノートから始まり、ミドルノートにはローズやジャスミンすずらんをはじめとする、当時の宮廷で好まれたさまざまな花の香りを取りあわせました。白いブーケの清潔な香りは、暖かなサンダルウッドとムスクに変化していきます。

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