パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

秋の赤い実 オオツリバナ Euonymusplanipes Koelhne

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秋の赤い実、オオツリバナ。
多少暑くても、緑の中に赤い実が見つけられるようになると、もう秋が来たと思う。
 
遠目にはマユミかな?と思ったけれども、近づくと実が5つに裂けているし(マユミは4つ)、実のつき方も殻の外側にぶら下がっている様子が、マユミとは違う。
 
 
そこで戻ってから調べて見ると、オオツリバナという植物だとわかった。
 
わかったからどうということもない、とも言えるのだが、やっぱり名前を知ると「行きずり」ではなく、より「馴染み」になった感じがするし、特別なものになる。
 
だから、名前って大事だな。
 
 
この1ヶ月、御苑に散歩に行く暇がなかった。

学校の夏休みは終わったと言うのに、こちらはまだ次から次へと課題が出されて宿題の山がへらないようである。
びっしりと仕事が詰まると、息も詰まってしまう。

本当は、歩いたりしている方が考える力が湧くというものなのだが。
 
 
潜水して、時々水の上で息を吸って、また深く潜るみたいな日々。

秋の一日、赤い実を見てもの思う。。
 
 
 
 
 
 
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