パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

Enjoy Parisー7 パリでビール Beer

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ヨーロッパ気候の体は炭酸を欲している。

 

絶対気候と関係あると思うのだが、こっちへ来たらガズーズ(炭酸入りミネラルウィーター)やビールがやたらおいしい。
特に今回のような暑い夏は・・・。

 

連日の猛暑で結構くたびれる。
でもほとんどのフランスの家がそうなように、まだクーラーを完備しているところは少ない。
それだけ必要としていなかったということだ。

 

初日のビール、つまみでオリーブがついてきた。
大きくて立派なうえ、なんと種が抜いてある。
でも、気が抜けているみたい・・・。
全然ピリッとこない。

カンヌではオリーブはもっと小粒だったけど引き締まった味。
最高においしかったのに・・・。

 

 

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ホテルやデパート、最近できた店は別として、昔ながらの店ではクーラーなしのところが多く、店の中がむわーとしている。

汗がダーっと出て、のどが渇く。
誰だ、暑くてもドライな気候だから過ごしやすいと言ってたのは!(私だったか)

 

最低でも一日2リットルの水と、ほかに冷たいビールとワインと、日本から持って行った新茶を冷蔵庫で冷やしたものを飲む。

 

パナッシェ(Panaché)はこっちの独特のビール・カクテル。

最初飲んだ時、甘くてなんて不味い・・・。と思ったのだが、ついまた頼んでしまう。
まるで、しょうが抜きのジンジャーエールのような味?レモネードで割ってあるらしい。

上はクロックムッシュと一緒に。
こんな街のカフェでも結構いいチーズ使っている。
普通のポテトだけど、カラリとしておいしい。

 

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別の日にはオルセー美術館の帰り、ぶらぶら歩いてテュルリー公園の池のほとりで一休み。
チキンマヨネーズサンドイッチとパナッシェ。

やっぱり、パナッシェって薬っぽいなあ。

こっちで楽しく生活するためには、丈夫な足と丈夫な胃袋が必要だ。
しかし、この手のサンドイッチを食べるときはいつも、それに加えて丈夫な歯が必要だと実感する。
固い。でもうまい。

 

で、まあ、おうち飲みでは、普通に近所で買ってきたハイネケンとか。

汗をかきかきスーパーで食料と水とワインとビールを買って、重たい袋を下げてふうふう。
まだぬるいけど、とりあえずビール。

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「さとりさま、最近あっしら食べ物のシーンにしか登場しませんね。」

「まあ、与一の興味の対象も飲食物限定だからね。いいんじゃないの?」

「いやー、あっしも『オレンジなんとか』で芸術のことも語ってみたいです。」

「そ、それはオランジュリー美術館では?」

 

 

 

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