巨大な柑橘類、みしょうかん(美生柑)。ブンタン(文旦・ザボン)の仲間のようだ。
出先でこれは何ですか?と聞いたら、「とってもおいしいから持って行きなさい」と言われ、最初は辞退したのだがどうぞどうぞということで、この小玉スイカのような大きなミカンを手に抱えて戻ってきた。
みしょうかん(美生柑)なんて、初めて聞いた。
愛知県の「みしょうちょう」という地区の名前に由来しており、一部でしか栽培されていないらしい。
皮はしわしわと、ややしなび気味でやわらかい。
アトリエに入ると、一目見るなりエレ女のMさん(初登場)が、
「あ、それみしょうかん(美粧柑)ですね、とっても瑞々しくておいしいんですよ」
そういって、きれいにむいてくれた。
「わーい、さすが素敵なママ!」
大きな蜜柑類は、皮をむくときに手が濡れるのであまり得意ではない。
皮は厚く、内側が白い綿のようにふわふわしている。
とても柔らかくてむきにくかったそうだ。
果肉はあっさりとした甘さで、酸味は強くなくジューシー。
シトラスのさわやかな香りが、午後の疲れをとってくれるようだ。