パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

冬の花火 菊 chrysanthemum

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何と見事な冬の花火
これは細い細いはなびらが開いた菊。

もう終わってしまったが、毎年恒例の新宿御苑の菊の展示。

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菊は、日本からヨーロッパへジャポニズムの工芸と同時期に渡り、流行し品種改良され、スプレーマムとなって再び日本に逆輸入されている。

スプレー菊は一枝にスプレーのように房に咲く洋風のかわいらしい菊だ。

 

が、やはり日本には日本の繊細さや精緻さのある菊がふさわしい気がする。

まるで、友禅の柄になるような、あでやかな菊。
少し、愁いのある菊。

いろいろな菊。

みずみずしいグリーンと、さわやかな苦みの香り。
明るい黄みどりを柔らかく薄めたような色合いの香り。

 

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懸崖作りや大菊など立派な物もあるけれど、このすらりとした花びらが素敵だと思う。

 

菊は種類の多い花だ。
同じ菊の仲間でも、ヨメナも愛らしいし、紫苑(しおん)はきりっとして、野分けに倒れた野菊の風情も味わいがあってよい。

 

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