パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

ツルボ,Barnardia japonica

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ツルボに会いたい。


朝のうちにひと仕事を終えて、イソイソとアトリエを出る。
新宿御苑の九時の開苑時間にちょうどついた。

もう、ここは自分の庭のごとく熟知しているつもりだが、「どういうルートで行こうかな?」と考えながら案内板を見る。

ツルボは一番奥の、プラタナス並木の下に咲くのでちょっと遠い。

短い時間で中央あたりのキンモクセイ、はじっこのツルボと見て、折り返し最後に日本庭園のヒガンバナを見るルートをとることにする。


ほぼ、縦断する感じだ。

フランス式庭園プラタナス並木。

ツルボは少しまばらな感じで生えている。
色がうすく、少し元気が無いようだ。


小さな花びらをひろげ、いっぱいに伸ばした蘂(しべ)が、赤ちゃんの手のようでいじらしい感じが好き。

並木を一往復しながら足元のツルボを見て、次はヒガンバナを見るためにすぐにそこを離れる。


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あらやだ、通りかかった「中央休憩所」の前に群生している。
ここはキンモクセイからほど近く。

あんな遠くまで行かなくてもよかったのに・・・。

でも、ここのツルボはピンクが濃い。
日当たりがよいせいかしら。


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時々においをかぐ。写真を撮る。

ズーム、ピント、開放値、よくわからないなりに、可愛いと思って撮ると、可愛くとれるんじゃないかなと思う。

そんな考えは論理的じゃないけど、そもそも、愛って論理的じゃないでしょ?


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ヒヤシンスのような、ハニーグリーンの香り。

後で調べたら、ツルボユリ科のシラーの仲間だと思っていたら、キジカクシ科だと書いてあるものもある。


キジカクシ科なんてなじみの無い科だけれど、アスパラガスに近いようだ。
名も違うし、どっちが正しいのかな・・・?





キンモクセイの香り☆オードパルファン「SONNET(ソネット)」

トップはマンダリンのシトラスと、クラリセージのティーノートから爽やかに始まります。そして甘い桃のようなオスマンサス(キンモクセイ)の香りは、やわらかいフローラルの広がりに、やがて、木の暖かいラストノートへと移ろっていきます。


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