パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

蜂とシュウメイギク(秋明菊)Anemone hupehensis var. japonica

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シュウメイギク秋明菊)は、名前と違って菊の仲間ではない。
学名にも入っているように、アネモネと同じキンポウゲ科の植物である。

匂いはあまりない。無いと言ってもいいと思う。

 

薔薇や百合などの濃い匂いの花と違い、あまり匂わない花でも・・・・例えヒトには感じられないほどであっても、花というものは匂いを放っている。

そしてごくわずかな香りでも、昆虫には感じられるのだと聞いたことがあるが、蜂が蜜源を探り当てるのが嗅覚によってなのか、それとも視覚によって判別しているのかは知らない。

 

 

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秋になると蜜蜂の姿をよく見かけるのは、野山全体に花が少なくなって、特定の花にばかり集中するからなのだろうか?

木の花が終わり、草花のような背丈の低い植物しかなく、そこへめがけてくるから目立つのだろうか・・・。

植物から蜂への興味がわいてきたこのごろである。

 

 

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秋明菊は白がよろしい。
でも、ピンクも可愛いなっと。

 

 

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