今日は4時の列車に乗ってパリへ出発。
オランダ滞在最後の日、午前中も取材があったので、結局自由時間はわずか2時間半。
おりしも日本の有田焼をテーマにした展覧会「Arita Porcelain Today」をしているというので、まずは最初にそこを訪れることにする。
思えばオランダは鎖国のときも唯一開いていた国という歴史の重みを感じるのであった。
初めてなので美術館の構造がいまいちわからず、地下から3階まで行ったり来たりしてようやくアジア館にたどりつくも、展示場はかなり暗め。
渡航前に買ったカメラの扱いにまだ不十分で、露出に失敗して写真はすべて真っ黒に。
まともなのが一枚もなくてがっくり。
教科書でもよく見た、フェルメールのミルクを注ぐ女(The Milkmaid)を見る。思ったより小さな絵で、でも力があるわあ。。
近寄る前からぐぐっと引き寄せられる感じ。
これも有名、レンブラントの夜警。
写真なんか、絵葉書もあるし、あとからいくらでもいいものが見れるのに、やっぱり自分のカメラで撮ってみたい、撮ったらアップしたいというのが自分でも俗っぽいと思う。(-_-;)
ランチを食べそびれてしまったし、ちょっと小腹がすいたので美術館のカフェで休憩。嵐のようなオランダ滞在を思い返しながら、最後の時間を昼ロゼなど飲んでまったりする。
列車の時間に合わせて、ホテルから駅までタクシーを呼んである。美術館を出て、アムステルダムの街並みを名残り惜しく眺めながらぶらぶらと歩く。
オランダはダイヤモンドの取引も古い。17世紀末には、アムステルダムは世界のダイヤモンド産業の中心となった。
ここも中に入りたかったけど、今回は前を通り過ぎるだけ。
どちらかというと、新しいところばかりあちこち行くよりも、一つの場所を深堀りしたいほうである。
ここはきっと何回も来ることになるだろう。
そのときはたくさん歩いて、この辺りを庭のように熟知したいものである。