パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

ハナゾノツクバネウツギ  Abelia×grandiflora

140911新宿御苑ハナゾノツクバネウツギ.jpg

 
ハナゾノツクバネウツギ、アベリアの仲間。
ベル状の白い花をたくさんつける。
7月末に撮影。
 
名前の由来は花の落ちたガクの部分が「ツクバネ」という植物の種子と葉の形に似ており、花はウツギに似ているからだそうだ。
その「ツクバネ」というのは、羽根突きで使う羽根のこともさす。
植物と遊戯の道具、どちらが名前の始まりなのかはよくわからない。

スイカズラ科。ハニーグリーンノート。
 
 
 
フランスから帰ってきた後、8月はあまりの暑さにとても散歩に行く気がせず、かと思えば雨だったり、また仕事が忙しく、新宿御苑にはほとんど行くことができないまま夏が過ぎてしまった。
 
ようやく秋の気配と思ったら、今週から休園でがっかりだ。
 
 
今は蚊の捕獲調査中とのことだけれども、感染した蚊がいないを願っている。
 
新宿御苑は生き物の暮らしのサンクチュアリ
いることが判明したら、薬剤を散布することになるのではなかろうか。

蚊を退治するために薬をまいたら、蜘蛛(くも)やトンボのような蚊にとっての天敵や、ぼうふらを食べてくれる池の中の生き物まで死んでしまうのではないかと、蚊に刺されるよりもそちらのほうが心配である。
 
なんだったら、寒くなって蚊がいなくなる冬まで休苑してもいいから、薬を使わないですめばその方がいいと思うけれども・・・。
 
 

 

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