パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

from south France② 南仏の可愛い村 Gourdon

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つづきであるが、

この日、カンヌを出発してグラースを抜け、南仏で最も美しい村の一つと言われるグルドンへ。
この村の観光案内所によると、ここは南仏アルプ=マリティーヌ県に位置するとか。

(って、車で連れてきてもらったので、場所はぼんやりとしかわからないが。)

 

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標高800mもある断崖絶壁の頂上に築かれた小さなビレッジだ。

村の展望台から、たったいま登ってきた対岸の崖に沿った道を眺める。

舗装された道路だったから、車で走っているときはそれほど怖いと思わなかったが、こうして思い返してみるとだんだん足元がスースーしてきた。

 

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石造りの古い家々は花に飾られて、お伽話の国のよう。


今日は山の上は雲が出て暗い。
でも、南仏に来て以来ずっと日焼けを気にしていたから、かえって曇りの日は楽な感じがする。

 

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この黄色のバラは中央がロゼットになって、クシャッとしたところがこの古い村の雰囲気にとてもあっている。

この一番大きな花はフルーティでとてもいい匂い。
同じバラの木の下の花はもっとシトロネロールが強く、花によって個体差があるのがはっきりとわかる。

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ホリホックは匂いがない。でもこの色と形がグレイの壁に映える。

 

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ここも、あそこもみんな絵はがきから抜け出たよう・・・って、こっちが本当で絵はがきの方が後なのだけれども・・・。

 

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この家の壁には、鉄の輪が打ち込んである。

 

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この輪に綱をとおして、地上から2階へ荷物を引き揚げたのだとか・・・?
未確認情報ではある。

 

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与一たちと一緒に写真に写るのはマイルールに反するのだけど・・・。

ひとりで旅するときには自分を写すことができないので、風景と一緒に撮り始めた私の代わりの「与一とさとり」人形。


2009年に始めてから4年がたった。この日は一緒に記念撮影。

 

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よいち「どへー、頂上は風が強くてまっさかさまに落ちそうでやすー」

さとり「村と反対側じゃなくてよかったねえ」

 

 

 
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