2014-06-05 夜に dans la nuit 調香師の日記 photo poem/写真詩 夜 夜に、駅の土手から、湿った、藁(わら)のような、枯れてひなびた、土の、青い芝生の蒸れた、夏草の、露を含んだ闇の匂いがして、これは、地下の微生物の匂いであるから、日本固有の、懐かしい、胸騒ぐ夜の香り。