昭和の少女なら、たいてい夢中になった少女漫画雑誌「りぼん」。
小学校の帰り、家の近くの地下鉄駅を上がったところに小さい本屋さんがあった。
毎月「りぼん」の発売日にはそこに寄り道して買うのである。
毎月「りぼん」の発売日にはそこに寄り道して買うのである。
今、そこにはホンダのビルが立っている。
引っ越しが多い割に物持ちがよくて、部屋の押し入れの奥に、子供のころのものが案外残っている。
十五年ぶりくらいに茶箱を開けてみたところ、古い写真やら懐かしのグッズが出てきた。
タイムカプセルのようである。
「りぼん8月号ふろく」だって。
なつかしいわー!
このころ、一条ゆかり「デザイナー」というのが連載していたのだが、ちょっと大人のストーリーだったので、ドキドキしながら夢中で読んだりしていた。
この雑誌の懸賞企画で、デザイン画の募集があって、3枚自信作を描いて送ったのだがボツだった。。。今でもどんなデザインの洋服だったか覚えているが、落選して本気でがっかりした。
昔の少女は純情だったのである。
こういったものは使えないし、持っていても仕方がない気もするが、今さら捨てるのも惜しく、そうやってとっておいたものがだんだん増えてしまうのが困ったものである。