パルファン サトリの香り紀行

調香師大沢さとりが写真でつづる photo essay

2 メルボルンの夏

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7月、日本の夏は、南半球のオーストラリアの真冬。

空港についた時の第一の感想は「オーストラリアって広いですねー」。迎えに来てくれた彼曰く、初めて来た人は必ずそう口にするそうだ。遮るものがないので、空がとにかく広い。
メルボルンはオーストラリアの京都とも呼ばれる古い街。ヨーロッパの香りもあるたたずまいと、碁盤の目のように走る通りの間を、昨日の写真で紹介したような路地が走っている。ちょうど、その細い路(みち)の様子が京都の様でもあり、パリのサンジェルマンでよく見かける、パサージュ(passages)と呼ばれる屋根付きの小路のようにも見える。

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そして、真夏からいきなり真冬になって体もびっくりという状態。一番驚いたのは、指輪のサイズが1~2サイズは小さくなったと思う。ゆるゆるになってしまった。血管が急激に縮まったのだろうか?

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 コズミンスキーというのは歴史ある宝石店。これは、去年この店で行われたジャパンアートの展示会にきた時のことである。気温は5度。東京の真冬よりはましだが、やっぱり寒い。オープニングパーティーに着るつもりで、うっかり一重の着物を持ってきてしまい失敗した。あわててショールを買う。

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翌日は美術館(NATIONAL GALLERY OF VICTORIA)へ。昨日の写真にもちらっと写っていたが、外観はモダンで中ではアールデコ展をやっていた。古い街って、近代的なものをいかにマッチさせるかが難しい。メルボルンはごく調和していると思った。

 

 

 

 

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