パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

カンヌからパリへ フランス便り‐23

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ルノープジョーシトロエン。ここの駐車場も最後ですねえ」
「タフなフランス車に混ざってお前もよくやったよ」
「乗りごこちのよさじゃ負けてられませんです、はい。」
「ここじゃこの車も外車だからね」

 

フランスの道路は舗装されていないところも多く、それに対応するため、フランス車は安定性と乗り心地の良さをコンセプトとしている。耐久性があり、20万キロ以上走った車も珍しくない。


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それはおいといて、いよいよニース空港を出発し、パリへと向かう。
長かったような、短かったような。?ため息。

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オルリー空港からロワッシーバスに乗り、パリへ向かう。ホテルはサンジェルマンの真ん中なので、アンバリッド駅で降りる。

タクシーに乗るよりバスのほうが断然面白くて好き。タクシーだと、ちっとも地理が頭に入らないのだ。途中で客が乗ったり降りたりするのを見ているだけでも、その服装や年代層などから、季節感や暮らしが垣間見れる。

 

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パリへ入ると、街は急に暗くなる。全体にグレイッシュで、人々の表情も沈んだ感じ。南仏ではあんなに明るかった空もなんだか哀しげだ。


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しかし、建物は洗練され、重厚さと君臨してきた歴史の重みがやはり素晴らしい。

 

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夜は、知り合いのフランスの宝飾関係の方と4人でお食事をした。

フランスの伝統的な素材を使ったお店オリジナルのお料理は、意外に小さな量で3皿、プラスチーズとデザート。それでも、もうおなかがいっぱい。フォアグラなどほんの少しでも結構おなかにこたえるのだ。

他のお店なら、メインディッシュ1皿でも食べきれないが、こんな風に小皿で出すのが今どきなのだろう。

お店はパリ7区。
22 rue surcouf 75007 paris
le nom:le petit bordelais


 

 

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