オリヅルスミレ、Viola stoloniflora
絶滅種
オリヅルスミレ、Viola stoloniflora
「野や山が近くにあれば、大地からの気をもらってもっと元気になれるのになあ」
と新宿御苑のお花の写真を眺めながら、できるだけその時の気持ちを味わおうとしています。
これは先日新宿御苑に行ったときに、温室で出会った野生絶滅(EW)の白スミレです。
このオリヅルスミレは沖縄で新種として発見され、絶滅前に採取されていた個体を元に、保全のためにここで栽培されているそうです。
スミレは花びらが丸いイメージだったのですが、オリヅルスミレの花びらは細くスタイリッシュです。
花に顔を寄せて匂いを吸ってみたかったのですが、温室の中は近くに人がいたので憚(はばか)られ、確認できずちょっと残念でした。
Viola mandshuricaマンジュリカ
紫のスミレは道端に咲いているのがよく見られます。
学名、Viola mandshuricaマンジュリカというのは満州の、という意味からきているそうです。口ずさんでみると、スミレの姿に相応しくとても可愛い音だと思います。
ニオイスミレの花は、ふんわりと甘く粉っぽい優しい香りです。花の天然香料は今はほとんど採油されておらず、調合香料が主となっています。
写真を見ながらムエットに香料をつけてかぎ、そのときの花の姿と香りを思い浮かべます。
匂いに集中している間は、何も考えないですむ。思考がストップしてリラックス、
自然と嫌なことが忘れられるようです。
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