パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

Satori のお気に入り

ガラスのペンダントシェード Lamp shade

イギリスアンティーク、ガラスのペンダントシェード。引っ越しのお祝いに頂いたもの。インテリアのものを贈るのって、とっても難しいものだと思うけど、センス良く選んでくれた。私の好みやアトリエをよく知っているからこそできることだと思う。とろんとし…

アンティークの額、葉脈標本 Skelton Leaf

今まで飾り切れずに仕舞ってあった絵がたくさんある。アトリエが新しくなったのを機に、額の中身を変えてみる気になった。これは葉脈標本を並べたもの。私は全然ノーマークだったのだが、絵を広げているうちに友人が「これ素敵!」と選んでくれた一枚である…

アンティーク時計,Clock

ガラスでできたアンティークの時計。色がとろっとセピア調で可愛い。もうずっと長いこと、調香オルガン台の上に置かれていたのだけど、今度は香水の飾り棚の上におくことにした。後ろに見えるのは、自作のミニチュア調香オルガン台。こんな風に下から撮ると…

ガレの花瓶 Charles Martin Émile Gallé

ガレの花瓶。パリのクリニャンクールで2003年に購入。引っ越しをすると、しまい込んでいたものなどを再発見して懐かしいものである。このガレの一輪挿しは、14年前の夏にアシスタントのR子ちゃんと二人でパリに行ったときにみつけたもの。新しいアトリエに飾…

ハクモクレン撮りかねて、思わずたたむ赤い傘。

今日は冷たい雨が降っている。「三寒四温」の三寒の方、こんな日の新宿御苑は人がすくない。池のほとりにはだれもおらず、次々とちいさな輪が広がっては消える様子を、ひとり飽かず眺めている。「するべき」「せねばならない」「やめるべき」「してはならな…

白いノオトと緑のインク diary

真新しいノートを手にするとき、誰でも心ときめくものだと思う。何から書き始めようかとか、どんなふうにこのノートが埋まっていくのかとか。何か、、、それは若い頃、未知の世界に夢を描くとき(のプチ再現)にも似ている。というわけで、大人になって夢を…

寄せては返し、暮れては明ける  aeon

寄せては返し暮れては明ける満ちては欠けて巡り巡りて劫(こう)の波

冬の朝

冬の寒い朝。ぬくぬくした布団から離れがたく、母親が怒り出すまで這い出ることができなかった、小学生の頃。大人になって、冷たい池のほとりを好んで見に行くようになるなんて、想像もできなかったな。頬がピリピリして、芯まで冷えた空気が鼻の奥に入りこ…

日々是好日(ひびこれこうじつ)

日々、誰かと会う。人と話す。人に話す。人から聴く。その瞬間に一心(いっしん)を込める、その「今」を続けていたいと思う。一所懸命に取り組んでいるつもり、でも、その「今」は、まるで汽車の窓から去っていく景色のように流れ、それを愛(いと)おしく…

サンタクロースっているんでしょうか?Is there a Santa Claus?

「サンタクロースっているのでしょうか?」たいてい、友達の中に「あのね、サンタクロースなんていないんだよ」と訳知り顔で言いだす子がいたりして、聞いた子は不安になってまた親に尋ねる。 今年もたくさんの家庭で、そんな会話がやりとりされるであろう…

冬の雀 すずめ  tree sparrow

あとひと月と少しで今年も終わり。木々の梢(こずえ)もすっかり葉を落としている。遠目にもむき出しになった枝が、晩秋の物寂しさを一層きわだたせている、、、と思ったら、近づいてみればそこに残っていたのは雀たち。わずかにしがみついた葉に混ざって、…

いい夫婦の日

11月22日は「いい夫婦」の日らしい。仲睦まじいインコ夫婦。ブルー「僕たちも長く一緒にいて、お互いの気持ちってわかりあえるような年になったよね。..・・・ではハイ、ママ僕の小遣い値上げして♡°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°」イエロー「ホホ、来年度予算編成にて、パパ…

さとりと与一のできるまで④完結編 Satori & Yoichi

与一独白。 『あっしがさとりさまと旅を始めてもう8年。 本当にあっという間のような気がしやす。 ずいぶん遠くまで、車を引いて行ったなあ。』 ➤2011年4月 行く春 『さとりさまは気が強いようで、あんがいセンセイティブなところもあるんで。 だからまあ、…

さとりと与一のできるまで③Satori & Yoichi

そして、今年の正月からインスタグラムに「毎朝の一服」を載せて10か月。 初めは朝のひとときに、お抹茶をゆっくり飲んで心を落ち着かるつもりだったのだが。 母の茶碗がいろいろあって、また季節のお菓子を取り合わせたりしているうちに せっかくだからと、…

さとりと与一のできるまで②Satori & Yoichi

さて、「さとりと与一」の発祥(はっしょう)は前回説明した通り。そして、与一の設定が誰なのかってよく聞かれるのだけど、、、彼は、私の分身である。「なあんだ」ってことで。ユング曰く、男性の中の女性像(アニマ Anima)。女性の中には男性像(アニムス…

「さとりと与一」のできるまで①Satori & Yoichi

ときどき聞かれるのは、「"さとりと与一"の与一って誰ですか?」まず、この人形の来歴から説明する。かのぼること10年前。もともとは、自作した調香ミニオルガン台に合うサイズの、さとり人形を探していた。椅子に座らせて飾ろうと思っていたのだ。バービー…

遠ざかる昭和 SHOWA

江戸時代が終わり文明開化がもたらされた明治は激動の時代であっただろうが、着物が洋装になり肉を食べるようになったとしても、庶民の感覚としてはさほど変わっていなかったのではなかろうか。 その後も、東京オリンピックのころ、街は開発されていったが…

日記のため書き「パルファンサトリの香り紀行」 blog diary

今年の3月に2000記事を超えていたのに気が付いた。 まだブランドの知名度が低く、ウェブに見に来てもらう方法がないかと思ってブログを始めたのは2009年の3月。 いち早く始めていた友人が、 「ブログっていうのはね、1日3回はアップしないといけないんだよ…

少女マンガ雑誌「りぼん」付録 昭和51年8月号 RIBON Comic

昭和の少女なら、たいてい夢中になった少女漫画雑誌「りぼん」。小学校の帰り、家の近くの地下鉄駅を上がったところに小さい本屋さんがあった。毎月「りぼん」の発売日にはそこに寄り道して買うのである。今、そこにはホンダのビルが立っている。引っ越しが…

鳩森八幡神社(はともりはちまんじんじゃ)初詣  first Shinto shrine visit

パルファンサトリのアトリエは千駄ヶ谷に住所があり、この地域の氏神(うじがみ)様は鳩森八幡神社(はともりはちまんじんじゃ)である。ここの神社は、大きくはないけれど由緒はあって、少なくとも1200年の歴史があるそうだ。この日、年末の大祓(おおはら…

母の裁縫箱③カミソリ TOPY SHARP BLADE

昨日からのつづき母の裁縫箱にあった缶のひとつには、古いカミソリが入っていた。これは、ミシンで縫った糸を切ったりするときに使う。なんて呼ぶのかな?水色のプラスチックのケースに、ネジ2つでカミソリを止めるようにできている。安全剃刀を流用した道具…

母の裁縫箱②風月堂ゴーフルのボタン入れ Sewing Box

昨日のつづきだが、これは、風月堂(ふうげつどう)の小さいゴーフルの入っていた缶。懐かしいわあ。こちらのゴーフル缶のボタン入れは、裁縫箱の中で始終目にしていたせいか、ちっとも珍しくもないと思っていた。たまたま、昨日のスイスの老舗「レッカーリ…

母の裁縫箱①レッカーリフースのキャンディー入れ Lackerli-Huus

今日、母の裁縫箱を開けてみて、思いがけず変わったものを見つけた。これはレッカーリフース(Lackerli-Huus)というスイスのお菓子屋さんのタブレット入れ。たぶん、昭和30年代のものと思われる。母の針箱は、なんだかわけ分らないモノがたくさん入っていて…

速報!与一発見! Yoichi

「与一が発見されました!」夏にフランスから帰って、いつの間にか雲隠れした与一。あるいは神隠しか。時々スタッフが、「先生、与一見かけませんねえ」「先生、そういえば与一はどこへ行ったんでしょう?」などというたびに、「そうねえ?どこにしまったの…

彼女の香水遍歴 For Her

どんな香水が好き?どんな香りをつけてきた?香水の質問ってある?そんな問いに応えてくれたのは、私の幼馴染(おさななじみ)。こんな風に香水と付き合ってきたってことがとてもすてきなこと思えた。人に読ませるために書いたものではないので、作為がない…

旧岩崎邸庭園 iwasaki-tei teien

この日、池の端(いけのはた)に用事があった帰り、湯島(ゆしま)近辺をぶらっと歩いていたら、旧岩崎邸庭園の道標(どうひょう)に行き当たった。前から一度行ってみたいと思っていたので、偶然に誘われるように寄ってみることにした。坂道を上がると、門…

御苑の紅葉 autumn color

山ではとっくに紅葉が終わっているそうだが、里はまだまだ暖かく、秋から冬の装いが遅い。年々遅くなっているような気もして板が。。。、ようやく朝晩の冷え込みで色づいてきた新宿御苑の紅葉。桜の木などというものは、ただ枯れ葉になって落ちていくだけと…

街の紅葉 autumn color

明け方の雨がやんで、少ししっとりとした歩道の、濡れた敷き石が黒くなった上に、あかやきいろの落ち葉が散っているのに、朝陽が射して、心が澄んでくる一日の始まり。はずむ、足どり。赤くなった「かえでもみじ」を山まで見に行かなくても、映す鏡が磨いて…

広い意味で「庭をつくる」epanouir(エパヌイール)

自分は勉強するのが好き。だけど人が学んで、成長する姿が好きだし、その瞬間に立ち会うのはもっと嬉しい。学んでいる人が何かを発見した喜びに、明るく輝く表情が、私をも照らす。epanouir(エパヌイール)。輝く、花ひらく、表情が晴れ晴れとした。

マトリョーシカと調香技術 Matryoshka doll

この仕事をするためには、この作業が必要で、この作業をするためにはこの段取りが必要。何かしようとするたびに、その手前、そのまた手前の作業が展開されていく。まるで、マトリューシュカのようだ。香りをつくる場合も、調合ベース香料を何重にも使って入…

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