香水、香料、調香について香りの知識集
香水は何でできているのでしょう?どうやって作られるのでしょう? 多くの人が不思議に思っていることを、やさしく説明したIFRA(イフラ)のビデオがあります。わかりやすく、面白いと思いました。 ➤IFRA 作成のアニメビデオをみる→「香水作りについ…
リフレイン・ノート refrain note いままですでにパルファンサトリの香水をご愛用のお客様が「新年には新しい香りを」と、新作香水プチトリアノンをお求めに、年末は多くのお客様がお立ち寄り下さった。 香水をお試しいただきながらお話していると、 「朝香…
この白い細長い紙は、ムエット(匂い紙・scent strip,smelling-strip)といいます。香料や香水のにおいをかいで評価するための紙です。 昨日は、店頭などに並んでいるブランドの広告用ムエットを紹介しましたが、通常ラボで使うムエットは白く、細長い、少し…
ムエットについて mouillette 香料や香水のにおいをつけて、香りを評価するための紙を、ムエット(匂い紙・scent strip,smelling-strip)といいます。 アトリエで調香するときや教室では、通常白い細長い紙を使いますが、ブランドの店頭にはもっと幅広の、い…
シスト Cistus ladanifer/ココリコ KOKORICO この10年、シアー感のある香りが続いたから、逆にシストのような重く強い香りが流行り初めているのかな。 このところ食べ物と植物の話ばかりと言われたので、たまには香料のことも書いてみる。 毎年、500からの…
香水のできるまで④ 香水のイメージ さて香水はどのようにできているのでしょう? まず香水のイメージを考えます。たとえば「さくら」の香りなら、「花霞」や「儚く淡いピンク」「うすい花びら」といったいくつかのキーワードに置き換えて構成を考えます。た…
香水の原料 古い時代、初期のころの香水は「バラやジャスミン、スミレ」などの花、「レモンやオレンジ」のかんきつ類、植物から採った香料を中心にシンプルな組み合わせで作られていました。 また、「白檀」のような木の香りや、「ムスク」などの動物性香料…
日本の香り 日本には、6世紀の仏教の伝来とともに「沈香木(じんこうぼく・じんすいこうぼく)」が入ってきました。
夏休みなので、学生の頃を思い出してこんなレポートを書いてみました。 PERFUME(パフューム)の語源は、Per Fumum(ペル・フムーム)。「煙(Fumum)を通して(per)」というラテン語から由来しています。 スパイスや香草などの貴重な香料を、宗教的な儀式…
香料業界では、安全性の確保のためにIFRA(The International Fragrance Association )やRIFM (Research Institute for Fragrance Material)といった自主規制を実施する組織を設立しています。 IFRAは1973年10月ベルギーのブリュッセルで…
Q. 2種類の香水を、自分で混ぜて使ってもいいのでしょうか? A. 一般にはお勧めできません。 一本の香水は、100以上の香料で処方されています。それらは熟練した調香師によって、心地よい香りになるように、絶妙なバランスで構成されています。 ほんの十万分…
マグノリア(木蓮の仲間) マグノリアの花・植物 マグノリアはモクレン属の総称であるが、このマグノリアの香料はどんな花なのか。 IFFのNATURALS COMPENDIUMによると、マグノリアフラワーオイルは「syn,Michelia longifolia blume」という種類で、花は白く…
最初の香水を選ぶなら (男性編) もしあなたが今まで香水をつけたことがなくて、試してみたいと思うなら、シェア・フレグランスと言われる、さっぱりとしたものを選んでみてはいかがでしょう。 「シェア・フレグランス」は同じ香りを分かち合える、男女共有…
「匂い立ち」とは、「時間が経つにつれて香りが変化すること」です。 トップ・ノートからつづいたミドル・ノートが終わると、残香(ざんこう)、残り香(のこりが)とも呼ばれるラストノートになります。 この部分は、蒸発の遅い(沸点の高い芳香分子)でで…
「匂い立ち」とは、「時間が経つにつれて香りが変化すること」です。 トップノート(TOP NOTE)に続いて、ミドルノートと呼ばれる香りが始まります。30分ほどして、香りが落ち着いてきた頃からの香りです。
「匂い立ち」とは、「時間が経つにつれて香りが変化すること」です。 一番初めに匂い立つ香り、これをトップノート(TOP NOTE)と言います。香りの第一印象になります。
香水の「匂い立ち」とは時間の経過に伴って香りが変わっていくことです。 デパートなどで香水を試すとき、初めつけたときは「爽やかでいいと思ったのに、後になって違う香りになった」という経験をした方は多いでしょう。 香水類は単一の成分からなるのでは…
イチゴの香り・ストロベリー C-16 aldehyde イチゴの香り。あまずっぱい味とフレーバーは、子供の思い出とあいまってみんなに好かれる香りだ。 香りは、触れている年月が長いほど、鼻になじんで受け入れやすくなる。たとえば、たくさん食べすぎておなかを壊…
このたび、先端技術・産業情報書を数多く手掛ける「シーエムシー出版」から、「次世代香粧品の香り開発と応用」が出版されました。 本書籍は15名の共著による香粧品香料の専門書で、高砂香料工業㈱の丸山賢次氏が監修されたものです。 「大沢さとり」は第一…
香水の選び方④お店で選ぶとき 香水が欲しい、でもどれにしたらいいかしら・・・。 香りの選び方にはちょっとしたコツがあります。 香りになれていないかたは3本以上を一度に試すと、嗅覚疲労を起こして香りのタイプがわからなくなり、買った後で後悔すること…
男性用香水の選び方③女性から贈るなら-2 男性に気の利いたものを贈るのは難しいものです。 おしゃれな男性ならばなおさら。ネクタイや装身具は好みがあるものなので、「もらってうれしいけど・・・つけられなくてちょっと困った」という意見もよく聞きます。…
女性から男性にはどんな香水を贈ったらよいのでしょう? 答えはズバリ、「あなたの好きな香り」一緒にいる男性が、自分の好きな香りだったら居心地がよくなりますよね? ほとんどの男性は、女性のお勧め香水には従順なものです。(なぜなら香水をつけたい動…
メンズ香水の選びかた 近年、男性の間で「身だしなみを整えたい」「体臭が気になる」ので、香水をつけてみたいという方が増えています。 しかし香水について興味はあるものの、「どんな香水をつけたらいいのかわからない」というお悩みもよくうかがいます。 …
残り香のことをフランス語でシヤージュ(Sillage・シアージュ)という。本来は船が残す白い航跡(こうせき)のこと。 美しい人が通った跡に、残り香がたなびいていく。思わずはっと振り返ってしまう。 そんな素敵な言葉。
石鹸の香り、というのは日本人の好きな香りといわれるが、これは世代によってイメージが違う。 シルバー世代は石鹸と言えば牛乳石鹸の香り、もう少し下の世代はラックス。 そして若い人たちはこれといった決まった香りがなく、石鹸よりボディーソープを使う…
デ?ド?デュ? の違い オー・デ・コロン(Eau de Cologne )、オー・ド・トワレ(Eau de toilette) オー・ド・パルファン(Eau de Parfum)の呼び方。 この、真ん中の「de」は「デ」と「ド」の中間のような音だが、どういうわけか、カタカナで表記すると習…
オー・デ・コロン Eau de Cologne とは Eau de Cologneは、習慣的に、オー・デ・コロンと表記されることが多い。 フランス語では同じ「de」なのに、オー・ド・パルファン(Eau de Purfum)、オー・ド・トワレ(Eau de Toilette)、オー・デ・コロン(Eau de …
水のにおい 昨日、雨だったから、今日は「水のにおい」について書いてみた。 水ににおいはあるのだろうか? 純水にはないはずだから、たぶん水のにおいと思っているものは、情緒的にいえばそれがたどってきた道の記憶。 混ざり物の臭いと言ったら、身も蓋も…
質問→ 芍薬(しゃくやく)の香水を探しています Peony
その香水が嫌いになる理由。 講演先で時々相談されるのが、オフィスでの香害。 「隣の席の人が頭から振りかけたの?というくらい強い香水をかけているので辛くてたまりません。どうしたらいいでしょう?」 その人が入ったトイレの後、降りた後のエレベーター…