パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

おもしろみ。

花びらが複雑な動きをして落ちてくる。 手でつかむ。 手を開くとまた風に飛んでいく。 花びらがほしいわけではなく、「動きを捕まえてみる」と言うことが面白いのであって、つかんだものはまた離してやる。 でなければ次の花びらを捕まえることはできない。 …

四季 冬 ginco

錦秋(きんしゅう)もやがて枯れはてぬ かさこそと足元に吹き寄せる落ち葉に 侘しさをつのらせる庵(いおり)の冬よ 寒さに凍え縁(ふち)より黄金色(こがね)に染まる銀杏の葉 末広のかなめの緑(みどり)に枝の未練か うち伏して地に哭(こく)するもひそとして答…

ラプソドス Rhapsode 詩を編むもの

香りは「言葉」であり香水は「詩」であり調香師がなにかといえば「詩を編むもの」である。

朝日の中で  rising sun

朝、暗いうちに目が覚める 東の窓が少しずつ明るくなってくる 陽が射してくるのだ

異国の香り ボードレール Parfum exotique/Fleurs du mal

悪の華Fleurs du mal /異国の香りParfum exotique Fleurs du mal Parfum exotique Quand, les deux yeux fermés, en un soir chaud d'automne,Je respire l'odeur de ton sein chaleureux,Je vois se dérouler des rivages heureuxQu'éblouissent les feux …

泣こう

四方から受けるストレス 何気ない言葉がきつく感じる 私だけが頑張っている そんな固く締まった冬の心

クリスマスの朝

クリスマスのつめたい朝 池のほとりを歩いていると まばゆい光が射してくる 水の上のちいさな波のひとつひとつが ダイアモンドのようにキラキラ、キラキラ 歩くたびに形を変えて 光の波が寄せてくる キラキラ、キラキラ

幸せとよろこびに生れつく人あり

終わりなき夜に生れつく人もあり

夜明け

たとえば車内から景色を見ていると、近くのものほど早く流れ去っていく。

香水の絵本 Louise de Vilmorin ルイズドビルモラン

グラースの香水博物館に行った時、ミュージアムショップで可愛い絵葉書を見つけた。ポエムがそのまま花の絵をかたどっている。どこかで見たような・・・?日本に帰ってきてから、洋書の本棚を探してみた。

秋の日のヴィオロンの/ヴェルレーヌ

小学生のころ、私はとても痩せて小さくて色黒の、目ばかりぐりぐりさせた子供だった。

バラはなぜ棘(とげ)で刺す

ばらのステム(茎)をよく見て

からまつはさびしからずや

からまつの林を過ぎて、からまつをしみじみと見き。からまつはさびしかりけり。たびゆくはさびしかりけり

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