パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

華道

今日のお花 菊と茄子 Halloween

ようやく、移転後の新しいアトリエにも慣れ、近くのお花屋さんとも徐々に顔なじみになった。六本木あたりでは、大きなバラの花束や、胡蝶蘭の鉢を気前よく買う人が多いようだ。一方こちらは1本、2本と渋めの花を買う。はじめは気が引けたが、店主のおじさん…

母の華道② Ikebana international  昭和

前回の「母の華道①」からずいぶん経ってしまった。 つづきであるが、母はこうしたわけでいろいろと社交に忙しく、私は家にとりのこされたこととも多い。 そっと出ていく母の背中を廊下で見つけ、追いかけ、玄関をはさんで親子で扉を押したり引いたり。 つい…

母の華道① Ikebana international 昭和

この古い写真は昭和36年ころだと思われる。水盤には母の活けたアイリスの花。(ペコちゃんのような顔の私) 昔の女学校は、お茶お花、裁縫は授業の正科だったから、母はごく普通にいけばなはできたし、嫁ぎ先の姑(しうとめ)が華道の先生がったから、さらに…

華道伝授 誓いの証文  ikebana  1916年

シリーズの続きであるが、私の父方の祖母は華道教授であった。いまからおよそ100年前、その祖母が華道の免許を受ける際、師に差し出した証文である。「相伝の秘術については親子兄弟であっても他言しない。もし誓いを破ったら天罰も、流派の祖の罰も受けます…

華道 秘伝書 明治三十二年 Ikebana 1899

江戸、明治、大正と、つづいて書くと言いながら間があいてしまったが、そして引っ越しの際、茶箱(ちゃばこ)の中から古い風呂敷に包まれた書類一式が出て来たところへ戻る。 とりあえず華道関係の本だけを選んで時代別に並べてみたところ、前回の天保14年(1…

華道教本 天保十四年 Ikebana 1843

昨日からの続き そして引っ越しの際、茶箱の中から古い風呂敷に包まれた書類一式が出て来た。代々女系(にょけい)の家にようやく生まれた男子である父であるから、大澤家、近藤家、末永家など祖先の書きつけが集まったものらしい。黒田家へ養子に行ったり来…

菊尽くし 花と日本舞踊

私の日本舞踊の初舞台は、3歳のときの「てるてるぼうず」で、

皇室の紋章である菊は、日本の秋の花の代表ともいえる。

花は語り合うようにー2

花を活けることは難しく考えることはなくて、どんなふうにいれたらきれいかな?とおもいながら、ただ長さを切って向きを決めているだけ。

花は語り合うように-1

週に一回、家にはお花の先生が来て、生徒さん(大人の人たち)が集まっていた。 生け花用の花を人数分そろえるのは母の役目であった。(お花屋さんに頼むだけ)。小学生のころ、いつもお稽古をのぞいたりして、切り落とされた小さすぎる蕾や余分な葉や茎な…

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