果実、フルーツ
アトリエのおやつタイム、今日はピンクグレープフルーツとピーチ。 スタッフのK君がていねいにむいてくれた。K君は料理が上手である。 思わず、 「わ、フルーツパーティ♡」 と感動するH子嬢。 白いお皿にきれいに並べられて色美しい。。 おやつを食べながら…
久しぶりの休日、本屋からの帰り道、シャラシャラという水の音が聞こえた。ビルの敷地を切り取るように造られた、公園のせせらぎに惹(ひ)き寄せられる。しばらくたたずみ水流音に耳を傾けていると、頭の中も洗い流されるような感覚があり心地よい。 小流れ…
通勤途中のエキナカの、いつもの週代わり露店ではお花屋さんの出店が始まったばかり。朝、店員さんが忙しそうに花をバケツに入れて並べている。 屋台の花はユリやトルコキキョウなど、ごく普通の花が飾ってあって、あまり興(きょう)をそそられなかったのだ…
昔は梨(なし)といえば日本の梨しかなかったので、あえて和梨(わなし)とはいわなかったものである。日本でも「洋ナシ」が果物としてすっかりなじんだ結果なのだろうかと思うこのごろ。 この日、大きな梨をいただいた。アトリエで剥(む)いて、おやつにみ…
よく通る地下鉄駅の改札口を出たところに、いつも期間限定で数件の屋台が出ている。いろいろな県の物産を扱っていることが多いのだが、今日は「国産ライチ」だというので足が止まった。 ライチといえば昔は缶詰が普通で、10年ほど前にようやく生の輸入が始ま…
枇杷の花の香り 新宿御苑の温室近く、芝生の中に一本のビワの木がある。 きまぐれに道を外れて歩きながら、そのビワの木に向かっていくと、ふんわりと甘い香りが漂ってくる。 そうか、もう花が咲いているのだな。 冬に咲く花 ビワの花は毛布にくるまれて、寒…
前回の記事の続きであるが、六本木一丁目駅であの青い有機レモンを買ったあと、お店をいったんは出たものの、目の隅にはいっていた、隣の大きな柑橘が気になってまた引き返した。 水晶文旦(すいしょうぶんたん)と書いてある。初めて聞く名前だ。 文旦(ぶ…
帰り道、下車駅を足早に過ぎようとして山と盛られたレモンがちらりと目の隅に入った。 改札を出た広場では、しばしば小さな市のようなものが開かれている。 この日は高知県の物産などの販売が行われていた。 いつも帰りは疲れていて、なんとなく斜めに見なが…
栃の花は春に咲く。 そして実は秋に。 地面に落ちていると、大きいのでとても目立つ。 中には殻が割れて、つやつやした実がのぞいているものもある。 心楽しく、思わず拾ってしまうが、これはトチノミの魔力?魅力だそうである。 栃の実を見ると、拾いたくな…
まるまると太って、立派な金柑(キンカン)。 昔から、庭木としてよく見ることはあった。 それに、もいで皮ごと(または皮のみ)食べられることも知っていた。 知っていたが、なんとなく敬遠して、今まで生で食べたことがなかったのだが。 小さいころから生…
これは、仏手柑(ブッシュカン、ブシュカン)という。蜜柑の仲間。 実の先が分かれ、細長い指のようだ。 仏さまが手を合わせたような形から名前がついたとされる。 実の食用になる部分はほとんどないので、果皮を利用して砂糖漬けのお菓子にしたり、観賞用と…
ある朝、開園と同時に新宿御苑に行ったら、柵(さく)の上にどんぐりが並んでいた。 誰が並べたのだろう? たぶん、この道は私が朝いちばんに通ったのだと思うから、前の日からあったに違いない。 風に吹かれて、一晩中、立ち続けることなんかできるのだろう…
シリブカガシなんて、名前がヘン! ドングリのへたの中がへこんでいるから、尻が深いんだって。 暖かいところが好きなので、京都が北限と言われているけど、新宿御苑にはあった。 ここ、日あたりがいいし。 となりにあるのはシリブカガシの花。一年かけてド…
秋の赤い実、オオツリバナ。 多少暑くても、緑の中に赤い実が見つけられるようになると、もう秋が来たと思う。 遠目にはマユミかな?と思ったけれども、近づくと実が5つに裂けているし(マユミは4つ)、実のつき方も殻の外側にぶら下がっている様子が、マ…
梅の実が大きく膨らんでくると、梅雨の季節だと感じる。 梅雨の漢字の由来は色々あるようだが、「梅の実が熟す頃だから」と言う理由は、季節感がありきれいだから、そう思いたい。 小さい頃、家の庭に大きな梅の木があって、よく実がなった。 母は棒で梅の実…
よいち「うわっー!巨大なミカンでやすねー!」 さとり 「ポコ!」 よいち「あっ、さとりさま!いきなり人のおでこをたたくなんて、ご無体(むたい)な!プンスカ!!」 さとり「ホホ、よいち、これはデコポンと云うのじゃ」 デコポンは大きな柑橘(かんきつ…
巨大レモン Citrus Limon Burm.f.Ponderosa 巨大レモンといっても、比較するものがなければわかりにくいけれども。 なんたって、15センチはあると思う。 グレープフルーツみたい。 Citrus Limon Burm.f.cv.Ponderosa 栽培品種だそうだ。 カタカナの「レモン…
これはまた立派なクチナシの実、オレンジ色。 クチナシの実からは染料がとれる。 繊維を染めるだけでなく、食品にも使う天然の着色料。 昔々、お正月のきんとんを黄色に染めるのに母が使っていたのをあいまいに記憶している。 私はやったことはないけれども…
昔はどの家にも一本は庭に柿の木があったように思う。友達の家の縁側から、冬枯れの庭に赤い熟柿がしがみついていたのを見たような気がする。 「気がする」というのは、子供のころの記憶が本当にあったことなのか、あとから聞かされた情景を、実際に見た映像…
温室のパパイヤが豊作だ。実際にパパイヤの実の生(な)り方を間近で見るのはこの時が初めて。 花も満開だ。 果実の集団の上のほうを見ると、ちいさな黄色い花が幹にはりつくように固まって咲いている。つまり、下から上へと実がついていくようである。 下の…
扁平な桃、蟠桃(ばんとう)。7月のカンヌの市場でたくさん売られていた。 もともとは中国が原産、楊貴妃も好んだとか。 香りがよくジューシー。
図鑑では見たことがあったが、本物のバナナの花をこんなに間近で見るのは初めてだ。 迫力のある、いかにも南国の花。新宿御苑の温室で、いまは花はほとんど終わってしまっているが、これは少し前に撮ったバナナの写真。
2年前のクリスマス頃、くだんの六本木バー「カスク」で初めて枝付きレーズンを食べた。 干しあんずやドライフィグと盛られたレーズンは大粒で甘みが強く、一緒に出されたチーズと赤ワインですっかりいい気分。
大ぶりの「ラ フランス」、早く食べてしまわないと傷んでしまう。 一箱がいっぺんに熟れてくるから・・・。 見た目のゴツゴツした印象とは違う上品な味。でも、このソバカスも魅力的ではある。
巨大な柑橘類、みしょうかん(美生柑)。ブンタン(文旦・ザボン)の仲間のようだ。 出先でこれは何ですか?と聞いたら、「とってもおいしいから持って行きなさい」と言われ、最初は辞退したのだがどうぞどうぞということで、この小玉スイカのような大きなミ…
北海道の巨大なメロン、スイカでなくて。 「ふらのレッド」というらしい。となりのコーヒーカップはデミタスだけど、それにしても本当に大きい。
半月型に切った巨大なスイカを一口食べると、冷えていてしかもすごく甘い。 「こ、これはうまい・・・」
これだけ食べ物のことについて書いているのに、ピーチを書いたことがないのに気がついた。夏の岡山の巨大な白桃、おいしい~。 白桃はフレッシュなものと言う印象もあり、みずみずしく爽やかな味と香りが、口の中で溶けていくような感覚だ。
薄い牛皮(ぎゅうひ)の中に包まれた翡翠色のマスカット。 初め、普通の和菓子かなと思って口の中にぽいっと入れて噛むと、中からプシュッとみずみずしいマスカットの果汁があふれる。 うれしい驚きだ。
さくらんぼの季節もたけなわ。やはり果物は旬に食べるに限る。