パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

抹茶

お寺の枝垂桜 シダレザクラ cherryblossom

日曜日、よく通りかかるお寺の門の奥に、風情のある枝垂桜(しだれざくら)をみつけ、初めて中に入ってみました。東京の真ん中とは思えないような雰囲気です。しだれ桜には新宿御苑のように、ソメイヨシノよりも早く咲く種類もありますが、おおむね一拍遅れ…

毎朝の一服 雛の袖 morning matcha green tea

2月23日は「富士山の日」。すみれの茶碗と、鶴屋吉信の「雛の袖(ひなのそで)」で毎朝の一服。 さとり「お山はまだ雪が被っておるが、里はもう春が待ち伏せているのじゃな」 与一「富士山の日から、強引に話題を持ってきやしたね!」 薄く重ねたお袖は淡い…

毎朝の一服 小雪から大雪まで③ morning matcha green tea

11月29日、もうおわかりであろう今日は「イイニク、いい肉」の日。でも、さすがにこれに関するお道具はないので、今日は久しぶりの母の志野茶碗とダッグワーズで毎朝の一服。さとり「おお、また志野を使える時期になってきたぞよ。冬となればこのふっくらと…

毎朝の一服 小雪② morning matcha green tea

11月22日からは24節気の小雪。26日ころまでは、72侯の「虹蔵(にじかく)れて見えず」という。小雪がちらつき、虹も見られなくなる頃という。私たちはこの季節の巡りあいをどれほど愛してきたのかと、こういう言葉一つにしみじみと感じてしまう。*****…

毎朝の一服 立冬から小雪まで① morning matcha green tea

「さとりちゃんのママって、たくさんお抹茶茶碗持っているのねえ」 たまたまインスタの「毎朝の一服」を目にした従妹がそう言っているという。 ほとんどはお稽古用だけど、確かに押し入れの中には、母の長い茶歴(ちゃれき)の中で、好きで集めた茶碗がある…

二十四節気の霜降 毎朝の一服 morning matcha green tea

今日、10月23日は二十四節気の霜降(そうこう)。露(つゆ)が冷気で凝って霜となる。鶴屋吉信の「園の菊」にて毎朝の一服。あんこを外郎(ういろう)で薄く包み、細かく砕いたかすてらがふってある。さとり「まるで菊に降りた霜のようじゃのう。」与一「そろそ…

夏の毎朝の一服④ morning matcha green tea

涼しげなピンクの餡を葛で包んだ水ぼたん。鶴屋吉信。叶匠寿庵(かのうしょうじゅあん)の草庵蕨(そうあんわらび)。蕨はシダの仲間だからといって、草庵蕨(そうあんわらび)をフジュールロワイヤルと詠んだらひねりすぎか。与一「フゼア(Fougere)といえ…

夏の毎朝の一服③ morning matcha green tea

中華の桃まんじゅうを蒸籠(せいろ)でふかし、流水の茶碗で頂く毎朝の一服。与一「どんぶらこっこ、すっこっこ。川上から流れてきたんですかい?ひとつ取りに山まで行ってみたいもんで」さとり「桃李(とうり)もの言わざれと下おのずから蹊(こみち)を成す…

夏の毎朝の一服② morning matcha green tea

さとり「ほろほろと やまぶき散るか 滝の音 芭蕉」返して与一「さざれ蟹 足這ひのぼる清水哉 芭蕉」中宮寺の落雁(らくがん)「山吹」にて毎朝の一服。小学生の頃、母がよく銀座松屋で買ってきたユーハイムのアイアークーヘンを久し振りに発見。今では地味な…

夏の毎朝の一服① morning matcha green tea

夏になると、のどごしのよい冷たいお菓子が欲しくなるもの。涼しげに泳ぐ金魚のゼリーで毎朝の一服。 さとり「この近所には、昔は金魚売りが屋台を引いて来たものじゃ。」よいち「風鈴なんかも、チリンチリンとたくさんつり下げてきたりしやしたねえ...。」源…

七夕の朝の一服 Tanabata'Star Festival'

今朝、この茶碗を手に母がそばにやってきて言う。「お茶を飲み干して、この茶碗の中をじっと見ていると、なんだか宇宙に吸い込まれていくような気がするんだよ」この茶碗の銘は「天の川(あまのがわ)」。その名のとおり、瑠璃(るり)色の夜空に、天の川が…

毎朝の一服  early_morning Tea

茶碗の縁(ふち)の口当たりが、お茶の味を左右する。よく言われる事だけれども、年を取ってようやく実感するところである。季節にふさわしい茶碗なら格別の味わい。例えば、志野(しの)のふっくらとした口当たりでいただく冬の抹茶。青磁(せいじ)の夏茶…

毎朝の一服 いずれあやめかかきつばた early_morning Tea

おきなあめはピンク。柔らかいがねっちりと歯ごたえもある。周りにうっすらと纏った粉がまず舌で溶けて、生地はほんのり甘い。特筆すべき香気なく、この菓子の場合、それがまた煩わしくなくてよい。味と食感と、色や形などの見た目、「おきなあめ」という名…

志野茶碗 Shino ware

母は志野茶碗を三つもっているが、その中の一つ。 陶芸仲間だった出光昭介(いでみつしょうすけ/元・出光社長)氏の作品で、実業家らしい豪快な作風がとても魅力的だと思う。 ただ、私には少し大きくて重いし、手に余る感じがする。 母曰く 「志野は60歳を…

お彼岸 毎朝の一服⑦ Higan &vernal equinox

「このお茶碗可愛い!ねえこれ、なんの柄?」 母に聞くと、いつもお彼岸の時に使うナラエだという。 「何で?」といわれを聞くと、 「そうねえ?」といいながら、奥から茶道大事典を出してきて調べ始めた。 その姿勢、勉強になるなあ。 これは奈良絵という柄…

母の茶道 ⑨金城次郎(きんじょうじろう)Kinjo jiro

見込みの刷毛目も大胆な、これは金城次郎(きんじょうじろう)作の抹茶椀。27年前、母が日本陶芸倶楽部の集まりで、沖縄の金城次郎氏の窯に行ったときに、購入したものだという。 今朝は気分を変えて、お抹茶椀を変えてみた。どちらかというと民芸派はあまり…

初天神(はつてんじん) 毎朝の一服③ Tenjin (Shinto)

初天神とは、正月25日の、その年初めての天満宮の縁日。落語の演目にもなっている。 母の部屋には、いつもは掛け軸の前に香合があるのだが、今朝は可愛い人形が置いてある。 母は月に2~3回、歳時記にちなんだ飾りつけを変えて楽しんでいる。 「1月25日は…

毎朝の一服 ① 抹茶 The Way of Tea

毎朝の抹茶。朝起きると、(特にアルコール分の残る翌朝など)、のどが渇いていて、この苦くすがすがしい抹茶を飲みたくなる。少し大服(おおふく)にたっぷり点(た)てて喫す。初めのころは、お干菓子をつまむだけだったのに、母が何かと用意してくれてい…

母の茶道⑥織部  Oribe

昨日の続きであるが、私が横入りして母のお手前のペースが狂ってしまったため、翌日は「続きお薄(うす)」とは別に、盆点(ぼんだ)てでお抹茶を点(た)ててくれた。お茶の四方山話(よもやまばなし)は、その場面にならないと出てこないもので、本を読ん…

母の茶道⑤ 朝茶を二服 Chanoyu

茶道で「朝茶(あさちゃ)」、といえば朝のお茶事のこと。 また、「朝茶は二杯」というように、朝のお茶は1杯ではなく、2杯飲むものということわざがあるが、こちらは煎茶のことのようだ。 ここでは「朝に抹茶を飲む」という意味で、「朝茶」ということばを…

簡単!抹茶を濾す方法 tea ceremony 母の茶道③

簡単レシピ!調のタイトルにしてみたが、いたってまじめである。茶道で使うお茶は、普通の煎茶などの茶葉とは違い、碾(ひ)き臼で細かい粉に挽(ひ)いてある。そのため湿気を吸いやすく、保管したままの状態でお茶をたてると、きれいに溶けないでダマがで…

Patisserie Sadaharu Aoki

サダハル アオキのケーキを頂いた。 パッケージが洗練されていて素敵。

銘 柿のへた 茶碗 抹茶

ちょっと早いけれど、この茶碗の銘は「柿のへた」という。

Copyright © PARFUM SATORI All Rights Reserved.