パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

南仏

マティス美術館 ニース Henri Matisse

「ハイ!Satori, 今日はピクニックに行かないか?」実はこの月曜日はフランスのナショナルホリデー。5月の末から6月にかけては結構、祭日があったりして、思いのほか仕事にならない。出張前に、オランダの祝日は調べてきたのだけど、フランスのはうっかり忘…

「ルノワールの家美術館」Cagnes-sur-Mer

南仏カーニュ・シュル・メール(Cagnes-sur-Mer)の丘の上、「ルノワール(Renoir)の家美術館」に行く。少女趣味的独善による私的な見解を述べてみたい。特徴的なくちびる、やや扁平な丸い顔、豊かな腰。なぜ後半のルノアールの作品のモデルの顔が似ている…

南仏の車窓から Cannes Nice Monaco 1

「南仏の車窓から」なんて、どこかで聞いたことがあるような・・・。パリのことを半分も書かないうちに、実はもうカンヌに来て1週間になる。この日はモナコへ日帰り。カンヌに滞在し、モナコへ初めて行ったのは2009年だった。常には車で連れて行ってもらうの…

Seringat スランガ バイカウツギ Philadelphus

MOUAN SARTOUXの植物園「Les Jardins du MIP」でこの花を見たときに、とても知っている気がしたのだけど、あんまりにも強い匂いだったので、なんだか思いつかなかった。フランス語の名はSeringat(スランガ)。花の蕊はちょっと見るとバラ科のようにも見える…

グラース国際香りの博物館の植物園① Les Jardins du MIP

MOUAN SARTOUXの植物園「Les Jardins du MIP」香料植物を集めた植物園だ。ああー私もこんなお庭が欲しいなあ。。東京で新宿御苑に行く代わりに、南仏に来たときは必ずここへ来なければ寂しくてしかたがない。1時間かからずに歩けてしまう小さなお庭だけれど…

カンヌの夜明け Cannes

私のアパルトマンの部屋は、カンヌの港に面したQuai 17番地。ベランダは東向きで、波止場を隔てて反対から朝陽が昇る。ベッドルームはリビングの反対側、西の広場に面しているので、朝、明るくなるのが遅い。そのため、いつも朝陽を見逃してしまうのだが、…

サントノラ島へ一人で渡ってみる③ Cannes Saint Honorat

サントノラ島、海岸沿いの道を歩く。あっちこっち、一人気ままに歩いているので、森に行ったり海に行ったり、引き返したり。奇岩の並ぶこの海岸は海藻がたくさん。まあ、興味のない人にはつまらないかもしれないが、とにかく海藻がたっぷり。なのに、こっち…

サントノラ島へ!一人で渡ってみる② Cannes Saint Honorat

南仏カンヌ、レランス諸島のサントノラ。小さい島だけど、やっぱり内陸はこんな感じ。島を横断する土の道がまっすぐに続く。地図をチラッと見ただけで、ガイドブックとかの予習をしてこなかったので、目的もなく適当に歩く。風はさわやかだけど日差しは強い…

サントノラ島へ!一人で渡ってみる① Cannes Saint Honorat

カンヌの沖にあるレランス諸島の中で、一番大きなセントマルガリータ(サンマルグリット)。前日に7~8人(子連れ)のパーティーで、そのマルガリータ島に連れて行ってもらった。そこはそこで素晴らしかったのだけど、隣にはもっと小さ島があるという。サン…

カンヌの海岸にて Cannes,

「さとりさま、せっかくフランスにきたっつうのに、なんかあっしの出番少なくありやせん?」「もうー、自分のことだけでいっぱいいっぱいなんだから、お前まで面倒見きれないよ」「ちぇ、観客があっしの登場を待っているっていうのに・・・」「文句を言わな…

セントマルガリータ島③ 海藻のベッド Saint-marguerite island  Cannes

というわけで、セントマルガリータ(サンマルグリット)島で、みんなでランチをすることになった。島の中を歩き、カンヌの町と反対側の海岸に出る。彼らはよく来るので、お気に入りの場所があるようで、「ここだここだ」と言って小さな入り江に降りていく。…

セントマルガリータ島②  Saint-marguerite island  Cannes

セントマルガリータ(サンマルグリット)島は、カンヌの沖にあるレランス諸島の中で最も大きい島。島なので当然、四方は海に囲まれている。しかし坂を上り、島の中をめぐる道を歩くとそこは森の中。歩いても歩いてもこのような景色が続き、また分かれ道があ…

セントマルガリータ島①  Saint-marguerite island  Cannes

週末、知人の家族と6人で、近くの島へピクニックに行くことになった。カンヌから船で15分ほどのところにある、セントマルガリータ(サンマルグリット)島は、私の部屋からも見えるくらい近い。急な誘いだったので、どんなところかなどあまり知らないままつい…

ズッキーニのフリッター zucchini_Cannes

zucchiniの天ぷら。市場の横の鶏肉やさんの店先できれいなお姉さんが揚げている。写真撮ってたら、お姉さんにひとつ試食でもらっちゃった♪紙で包まれたzucchiniのフリッター。ひとくちぱくり。なかから熱いオイルがじゅわっと出てきて口の中がやけどしそう!…

カンヌ アパルトマン Cannes apartment

カンヌのアパルトマン初日。いっぱいに開いた窓から潮風が入ってくる。どんなに広い家でも、30分経たないうちに全部の部屋を散らかしてしまう自信があるので、スーツケースを開ける前に撮っておいた。リビングからベッドルームへ続く廊下。真ん中の窓が私の…

さとりと与一 もうすぐ出発 Satori

「私の名はさとりその意味は「AWAKE」しかしいまだ悟らず」与一「・・・って、さとりさま、なに黄昏(たそがれ)ちゃってんですか!」さとり「与一こそ、久々の登場に張り切ってるみたいじゃないか」与一「最近じゃ年に一回くらいしか出番が無いでやすから…

言葉について考えてみた Pegomasにて

哀しみの陰に情緒がやどり、情操が育つ。日本は情緒の国である。日本の特別な言葉の中で、日本の情操が育つ。言葉は服のようなものだから 、人と関わるのであれば裸ではいられない。 言葉を飾るなと言うけれど、それは自分の感じたことや、言いたいこととぴ…

干し草ロール Hay 南仏便り外伝

「干し草ロール」というらしい。南仏の道路を走っていると、畑にこんな円筒形のものがたくさん転がっている。とても牧歌的な風景。車の窓から思わず写真を撮るが、いつも遅い。大地が広いからあまり気がつかないが、車は思いのほかスピードが出ているのだ。…

オランジュのローマ劇場 Théâtre antique d'Orange

滞在中のアルディッシュからほど近く、オランジュという小さな街がある。ここは1世紀に作られた劇場のある街。小さな凱旋門と、このローマ劇場が世界遺産で、観光資源となっている。世界遺産にも登録されたローマ遺跡。2000年も残っているとは、さすが石の文…

南仏のカントリーハウス⑤ Country life Ardèche

本当はもう、パリに移動して数日が経っている。でも、未体験の田舎暮らしは語りたいことが満載。もっとも感動した場所を締めくくりにしたいと思う。カントリーハウスから少し車で走ったところに、花崗岩(かこうがん)でできた小さい山がある。この中腹に清…

南仏のカントリーハウス④ Country life Ardèche

食事はいつもとてもシンプル。ローカルな野菜と果物、少し高くても安全な食材をほんの少し買う。加工食品はできるだけ買わない。味付けもオリーブオイルと塩コショウ、フレッシュなバジルとか。固いバゲットに、バターかペーストがあればそれを塗る。昔は日…

南仏のカントリーハウス③ Country life Ardèche

ジュニアが桃を摘みに行くというのでついていった。家の前の道路をはさんで、果樹園が広がる。葡萄棚の向こうには、桃の林が幾筋も連なっている。アプリコットと桃の匂いの違いについて話しながら、もいで歩けば籠がみるみる桃でいっぱいになった。そばにあ…

南仏のカントリーハウス② Country life Ardèche

「さとり、悪いニュースだ。我々は月曜日まで電気なしの生活となった」『えぇ?』口あんぐりの私。「あの、それは夜は真っ暗ということですか?」「そうだ、うちはキャンドルならたくさんある」『ドヒャー!( ゚Д゚)』キャンドルがたくさんあるとかの問題では…

南仏のカントリーライフ① Country life Ardèche

なぜブログがアップできなかったかというと、しばらく電気なしワイファイなしの生活をしていたからである。週末から7月14日の革命記念日まで、会社も休みだしどこも人でいっぱいだから、家族と一緒にカントリーハウスへ行かないかと誘われて、連れて行っても…

南仏便り ガラスの村 ビオット Biot

ヴァァルボンや、グルドン、ムージャンなど、南仏には小さな村がいくつもいくつもあって、それぞれに可愛らしい。石造りの淡い色合いが、バラを引き立てている。歴史的には、海から来る侵略者に対して、砦として生き抜いてきたという厳しい時代があったのだ…

フランスの郵便 ポスト Post box

フランスのポストは黄色。ブルーのマークが可愛い。旅先からは、いつもたくさんのハガキを出す。だから、郵便局は一番最初に場所を覚える。切手を買うのに並んだりすることが多い。フランスの公務員はすごくゆっくりだ。日本の公務員はよくやっている、と海…

カンヌの洗濯屋さん Blanchisserie Pressing

毎年来るカンヌの洗濯屋さん。高級品を扱っている、「マリーとガイのクリーニングショップ」マダム、暑いとはいえ、ビキニのトップにハイレグ、シースルーのミニスカート。私より年上だと思うけど、年齢にかかわらず好きなカッコするって、なんか勇気もらえ…

与一から愛をこめて 南仏便り BIOT & Valbonne

「ですからね、あっしはもっと早く、たくさん登場するべきだと申し上げたでしょ?」「なにさ、リクエストがちょっとあったからって、すぐいい気になって」「南仏便りの人気は、(さとりさまじゃあなくって)あっしのポイントのほうが高いでやしょう?」「お…

与一出発 Go to Cannes

「12時間(フライト)+3時間(空港)+1.5時間(フライト)の、長い道中で。」「お互いだんだん、遠い旅はしんどくなるネエ。」「さとりさまは後ろでふんぞり返ってるだけだからいいケド」「これで何かと気を張っているのさ。せいぜい励んでおくれ」レッツゴ…

美しい世代 ニュアージュローズ Nuage Rose

今振り返ると、どの年代もとても大変だったのだ。30半ばのとき、10歳上の人に「40才になったらずっと気持ちが違ってくる」といわれ、40半ばのときも、年上の女性に「50代っていいものよ」と諭された。つまり、世代が上がるほどよくなっていくということ。そ…

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