パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

・秋の花・植物

キンモクセイの香り Osmanthus fragrans var. aurantiacus

どういうわけか、今年はキンモクセイ(金木犀)の花の足並みがそろわない。たびたびの嵐のせいかな。 9月の終わりには咲き始めた木もあったのに、タイミングが悪いのか、一斉に鈴なりに咲くキンモクセイの花をまだ見ていない。 通常は、花は1週間ほどで咲き…

ヒガンバナ(彼岸花) Lycoris radiata

ヒガンバナ(彼岸花)が、くるりくるりと巻いている。 秋の新宿御苑。雨上がりの森は、ブラックペッパーオイルの匂いがする。 ついで、桜の葉のクマリンの甘い匂い。 朝の静かなこの時間が好き。

ジュウガツザクラ 十月桜 Cerasus subhirtella

今年もまたジュウガツザクラ(十月桜)の季節がやってきた。遠目に白い花が「あれ、何だろう?」と思わせる。 木は背が低く、葉を落とした華奢な枝に繊細な花がぽつり、ぽつりと咲いている。

キンモクセイ(金木犀)のつぼみ Osmanthus fragrans var. aurantiacus

朝晩がぐっと涼しくなってくると、キンモクセイの花が待ち遠しい。 去年は9月の末には咲きはじめていたので、「もうそろそろかな?」とこのところずっと、新宿御苑のキンモクセイ周辺を巡回をしている。

ホトトギス 杜鵑草 Tricyrtis formosana

ホトトギス(杜鵑草)という草花は、茶花にもよく使われる。侘(わ)びたところが、1輪ざしにあっさりとよく似あう。

秋のプラタナス並木 Platanus

四季の変化がとても美しいプラタナス並木。 夏は緑深い木陰を作ってくれたこの並木道も、いまは朝の光の入射角が浅く感じられる。

女郎花(おみなえし)Patrinia scabiosifolia

女郎花(おみなえし)は、万葉の時代から秋の七草にも詠まれている。 葛花なでしこ をみなへし 藤袴の花 朝顔の花 黄色い粟粒(あわつぶ)のような集合花だ。もう少し大きい白い花を咲かせるオトコエシ(男郎花)という花もある。

マシュルームノート 菌類の香り mushroom

キノコやカビといった、菌糸類の香りは懐かしく、後ろめたいような気分にさせる。 ここに苔や羊歯(しだ)も含めて、このにおいの思い出は、どことなく幼い秘密を含んでいる。 ==== 花や果実の明るい香りは誰でも好き・・・、そして好きだと堂々と言える。で…

ノーブルアントニー 薔薇のつぼみ

濃いピンクの薔薇のつぼみ。 大好きなピンク。ノーブルアントニーという。 今はあまり着ないけれど、大学生のころは好んで着ていた色。自分で編んだ、ふわふわのモヘアのカーディガンと半袖のニットアンサンブルで、それを着るとピンクのキャンディーみたい…

銀杏が色づいて

晩秋は寂しいものなのに、彩りは華やかだ。 新宿御苑では、大銀杏がすっかり黄色く色づいている。

クレマチス 紫

クレマチスは春から夏にかけて咲くと思っていたが・・・。 散歩の途中で見つけた。11月になっても、きれいに咲いている紫のクレマチス。 雨にぬれて、蕊(しべ)の先に露が宿っている。

赤い実 マユミ

10月、マユミの赤い実がとってもきれいだった。まだはじけていなかったので、また少ししたら見に来ようと思っていた。

秋バラのときめき

秋のバラに会いに行く、そう思うだけで胸がときめく。 もう、薔薇園の盛りは過ぎてしまったけど、むしろ新宿御苑はすいていてゆっくり香りを見ることができる。 ジュード オブ ジ スキュア。

カッコウアザミ アゲラタム

カッコウアザミ、という名前が印象的でずっと覚えていた。 英国文学の翻訳物に、抒情的な風景描写の中に出てきたのだと思う。原書ではもちろんカッコウアザミなどと書いてあるわけはないが。 漢字で書くと「郭公薊」、英名は「アゲラタム」ともいう。

赤い実 ハナミズキ

秋の陽に映える赤い実、ハナミズキ。 花の少ない枯れた秋に、遠目にも目立つルビー色の実。透明感がある。

赤い実 ガマズミ

真っ赤に色づいたガマズミの実。熟すと食用になるらしい。

茶の花 チャの木 いい香り 新宿御苑

お茶の白い花 ツバキ科の仲間の植物 お茶の木に白い小さい花が咲いている。 あの、葉を緑茶にして飲む木だ。紅茶も、ウーロン茶もみなこの茶の木の葉。 さざんかも茶の木も椿も、同じ椿の仲間である。サザンカは晩秋の今の時期に咲き、椿は冬のさなか、年が…

秋明菊(シュウメイギク) 新宿御苑

秋の菊と書いても、キク科の花ではない。蕊や花びらの付きかたをみると同じキンポウゲ科のアネモネによく似ている。

枇杷の花 びわ

枇杷の花のつぼみ 子猫のちいさな握りこぶしのようなびわのつぼみ毛布みたいに毛が生えているの。 びわの花はとってもいいにおい。年が明けたらたくさんの花が開く。 新宿御苑、親子のように大きな枇杷の木の前に小さな枇杷の木。 どちらもたくさんの実がな…

赤い実 カラスウリ

赤く色づいたカラスウリ。今週のよく晴れた水曜日に、新宿御苑で撮影した。 冬枯れの中に、ハッとするような赤い実が目を引く。 なんだか得した気分で、とっても嬉しくなってしまう。

秋のソメイヨシノ、桜

今日咲いていた桜 ソメイヨシノ。これは確かに季節外れのサクラ、2輪だけついていた。勘違いして咲いたものの、10月前半の暖かさから急に気温が下がったので、首をすくめて寒そうに見える。

フジバカマの香り 秋の七草

今日、ようやく新宿御苑のフジバカマが開花した。 匂いはまだない。(吾輩は猫である、名前はまだない、じゃないけれど)というのは、生花よりドライフラワーにするといいにおいがするからだ。 桜の葉を塩漬けにするとあの甘い桜餅の匂いがするように、この…

秋のバラ 新宿御苑

新宿御苑で秋のバラが咲き始めている。 これはジャストジョーイ。とてもいいにおいのする、大輪のアプリコット色のバラ。 フリルの真ん中に、金色の蕊(しべ)の冠。蜂は夢の中にいる。

季節外れの桜 ジュウガツザクラ

最近季節外れの桜が秋に咲いたとニュースになっている。 「桜は春に咲くもの・・・」私もそう思っていた。 しかし本来、桜は秋に咲いていたという説がある。

秋の新宿御苑 母子森

秋の日差しが神々しいまでに美しい、新宿御苑。平日の朝はいつも人がいなくて、自分の庭にいるみたいだ。 母子森は派手な花もなく、木や草と水生植物が中心の静かな場所で、私の癒し処。台風で倒れてしまったせいか、今年はガマの穂が少ない。、

キンモクセイの花散るころ 新宿御苑

キンモクセイの花散るころ 新宿御苑 新宿御苑のキンモクセイ、やっぱりずいぶん花が散ってしまった。 夜半の雨が上がって、すっきり晴れた秋の新宿御苑。おとといも強い雨、昨日は夜にざっと降って風も吹いたから、三角花壇のキンモクセイがどうなったか気に…

オスマンサス Osmanthus キンモクセイ(金木犀) 新宿御苑

オスマンサス Osmanthus キンモクセイ(金木犀) 新宿御苑 キンモクセイは、香料では学名をとってオスマンサスと言う。 ちょっと可愛い音。 英語だと、fragrant orange-colored olive。オレンジ色の匂いのするオリーブの木だなんて、長すぎる~。 これは、お…

「志賀直哉(しがなおや)」居住の跡

白樺派の文豪、志賀直哉の居住の跡。ここは大江戸線の六本木駅から歩いて5分ほど路地を入ったところだ。こんな都心の、六本木ミッドタウンの裏にあるとは知らなかった。

十月桜(ジュウガツザクラ)新宿御苑

十月桜(じゅうがつざくら)が満開だ。ずっと近辺を歩いていたのに、なぜ気がつかなかったのかなあ。

キンモクセイ 一番花 新宿御苑

キンモクセイ 一番花 新宿御苑 今年の秋は新宿御苑の金木犀(キンモクセイ)の写真を撮ろうと思い、今朝は事前チェックに行ってきた。 いつも千駄ヶ谷門から入るが、ゲート入口にいる女性の職員の方はとても親切。

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