パルファン サトリの香り紀行

調香師が写真でつづる photo essay

パルファンサトリができるまで

パルファンサトリの誕生日 birthday 2019

3月24日は、パルファンサトリの創立記念日、お誕生日です。昨年の記念日は10年目に入るところで、今年の2019年で満10年となりました。

「香水とピアノの調べ」天秤ばかり balance scale

前回、分銅について書いているうちに思い出すことがあった。今回はこの天秤の由来について書いてみたいと思う。この調香用具は、2001年9月に開いたイベントに合わせるように、不思議な縁があって私の手元に来た。それはPARCO毎日新聞カルチャーシティから「…

匂いの帝王、そしてパルファン・ル・ギド Perfume the Guide/Luca Turin

この数年間で最も幸せなニュースがお客様によってもたらされた。いわく、「香水ガイドをみてパルファンサトリを知り、興味をもって来ました」とのこと。よくよくお話を聞いてみると、2008年、2010年に続き出版した「香水ランキングガイドブック」の…

パルファンサトリの誕生日 birthday

3月24日はパルファンサトリの会社創立記念日。2009年に株式会社を設立して10期目になった。スタッフたちと、10歳のお誕生日を祝う。おめでとう、パルファンサトリ。ありがとう、みんな!ここまで続けてこれたことがとても幸せ。

椅子の張替え 渋谷 DIY

年末の30日、ミッドタウンで知人とランチ中に急にアトリエの椅子の張り替えを思い立つ。渋谷のTOAが近いのではと教えて貰い、今日までやっているらしいということで、六本木から渋谷行きの都バスに乗って布地を買いに行った。2020年のオリンピックを目標に、…

My Perfume Organ 私の<ミニ>調香オルガン台 ⑤

When did I make this miniature perfume organ? Maybe In 2007 ? I spent a lot of time looking for the perfect material for these perfume bottles. I bought 10ml acrylic cubes at a DIY store and also found silver bottle caps in the leather goo…

香りのテーマについて subject and fragrance name

Q:日本の自然、文化、フランスの歴史、アメリカのものなど、香りのテーマや名前について調香師のあなたを導いているのは何ですか?A:本は私の親友で、花は私の伴侶です。私は空想が好きです。そこに生い立ちの環境があいまって、香りのテーマに導かれたと感…

日本的な香水とは?  Japanese style of perfumery

Q:前の質問にもつながりますが、それでは西洋から見たオリエンタルではなく、日本的な香りとはどんなものですか?A:日本的な香りと言うと、匂い袋や線香のような香調だけを思い浮かべがちですが、実際には、シンプルでトーンの軽い、花や季節感のある香りが…

極東から見たオリエンタル・タイプとは Orientaltype

Q:あなたの感じる東洋の世界と、西洋で考えるオリエンタルの違い、そしてその香調の受け止め方はどのようなものですか? A:その視点は西洋の国で捉えられているオリエンタル・東洋の世界とは若干違っているかもしれません。ヨーロッパの人たちから見て、オリ…

ジェンダーと香水 gender and perfumery

Q:香水に性別はあるのでしょうか? A:私は特に男性用、女性用と分ける必要はないと考えています。 例えば私のコレクションの中で、「苔清水(こけしみず)」や「ひょうげ(旧織部)」などは情景を表した香りで、特に性別を意識しないで作ったものです。 また…

「道(どう)」と香水③Japanese Art of Fragrance_'KODO'

私の香りの特徴は、一言でいえば「乾いている」ということです。甘いグルマン系の香水ならば、米や小豆を原料とするあっさりとした和菓子。バターやクリームのようなコクとは異なります。 たとえオリエンタル・タイプであっても、乾いた木とスパイス、植物系…

「道」と香水②華道 FlowerArrangement kado

私は幼い頃から植物が好きで、学校から家までの帰り道、ポケット植物図鑑を片手に道草をするような子供でした。母が自宅で華道教室をしていましたので、生徒さんに混ざって見よう見まねでお花を活け始め、庭には季節の草花が植えてありましたので園芸にも関…

「道(どう)」と香水①Tao & my aesthetics of perfumery

私は幼い頃から茶道、華道を学び、香道にも親しみました。また、日本の伝統文化にも触れて育ちました。これらの経験が、私のクリエーションにどのように影響してきたか、「道(どう)」についてちょっぴり考えてみました。教えられたことや、体験、今まで読…

香水ブランドができるまで⑥紐かけと箱 box

初期のころ、素敵なボトルは日本にはなくて、フランスのボトルを少しばかり手に入れて作ってみたりした。 しかし、ねじ式ではなく、落とし込んだだけのストッパー型のキャップでは、輸送中に蓋が取れてこぼれてしまうかもしれない。実際に製品を作ってみると…

日記のため書き「パルファンサトリの香り紀行」 blog diary

今年の3月に2000記事を超えていたのに気が付いた。 まだブランドの知名度が低く、ウェブに見に来てもらう方法がないかと思ってブログを始めたのは2009年の3月。 いち早く始めていた友人が、 「ブログっていうのはね、1日3回はアップしないといけないんだよ…

香水ブランドができるまで⑤香水瓶探し perfume bottle

私は香水瓶を探していた。なぜならば、日本には気に入ったボトルがなかったのだ。16年前に、一人で仕事を始めて、香料をようやく手に入れたものの、香水は入れ物がなければ持ち運ぶことはできないし、ボトルが素敵でなければ手に取ってもらえない。「香水瓶…

パルファンサトリ 会社設立記念日 PARFUM SATORI Birthday

今日、3月24日はパルファンサトリが株式会社になって7周年。キルフェボンのケーキとお茶で、スタッフたちとお誕生パーティーをした。フランスでは、7歳になると「分別(ふんべつ)の歳」とするらしい。「7歳はもう子供ではないし、誰かに従わなければならな…

香水ブランドができるまで④ フレグランスコンテストFragrancecontest

そもそも、なんで世界調香師会議へ行ったかというと、その動機はまたさかのぼる。だいぶ前になるが、とある日本の化粧品会社が2年に一度フレグランスコンペを開催していた。その時のテーマは「日本女性の凛とした美しさを表現する」とかいうような内容だった…

香水ブランドができるまで③世界調香師会議world perfumery congress

今回は最初の大きい仕事について書こうかなと思っていたり、香料の調達についてはまた少し別のときにと思ったり。話があっちこっち行ってしまうのはご容赦いただくとして、香水の仕事が今に続く大きなきっかけは、2004年のWPC、世界調香師会議(フランス・カ…

香水ブランドができるまで 香料の調達② fragrancelowmaterial

ある明るい秋の日だったと思う。少量で販売してくれるという、ありがたい奇特なその香料会社を訪れてみた。都心から電車に乗って1時間ちょっとのところである。駅から15分ほど、駅前のまっすぐ伸びた道路を歩いたところに、その会社はあった。正面はガラス張…

香水ブランドができるまで① 香料の調達 fragrancelowmaterial

前回、私の調香オルガン台のことを書いてから、早くも1週間が過ぎてしまった。何から書いていいのか、話がひろがっていくのでとても難しいけれど。 調香オルガン台を作ったとしても、その上に並べるボトルと、その中身の香料はどうやって調達するか。それは…

私の<ミニ>調香オルガン台 My Perfume Organ ④

何か一つ、新しい事業をするということは大変だ。こんな調香オルガン台一つ作るのだって、見つけることから始まり、送ってもらうときとか、組み立てたら「図面失敗!」で、板をまた切り直しなど、大小、細々とした問題が発生するもの。なんでも構想を立てる…

私の調香オルガン台 My Perfume Organ ③

自作の調香オルガン台。下の部分は、一枚の板からカットした。その設計図をしばらく探していたのだが、ちょっと見当たらないので残念だ。設計図と言っても、方眼紙をつなぎ合わせて、そこに手書きで実寸大の図面を引いたもの。大きなアールが必要だったから…

私の調香オルガン台 My Perfume Organ ②

初めは、調香オルガン台の上の棚だけがあった。この上置き棚は、同じ形で5台くらい作ったものの最後の一台だ。20年以上前、初期のバージョンは、白いペンキや、チークの明るい茶色を塗ったものもある。縦横の比率もほぼ正方形でこれとはちょっと違う。これ…

私の調香オルガン台 My Perfume Organ ①

香料がまるで鍵盤のように並ぶ、これを調香オルガン台という。私が作った、私のオルガン台。2001年のことである。アトリエに来た人は、みなこのオルガン自体が私の手作りだと聞くとびっくりする。まるで、もともとこういうものが存在したかのように思っ…

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